薪ストーブの設置案内

炉台

床へ熱の移動を防止する炉台の施工はとても重要です。

私が行うご提案は既存の床面より

ケイカル板→短冊状にカットしたケイカル板→炉台の素材。

一番重要な事は炉台が床面に密着せず、空気の層を設ける事なので１０㎜以上の空間を作ってください。

例えばフローリングにレンガを敷き詰めただけの施工だと温まったレンガの熱が床面へ移動するので危険です。　必ず空気の層を設けてください。

遮熱板

本体の背面および側面には遮熱板の設置が必要になります。

ヒミエルの場合天板からの放熱が大きいので高さは７尺をご案内してます。

遮熱のアプローチは炉台と同じで、既存の壁へ熱が移動する事を防止する観点から

既存壁→ケイカル板→２５㎜の空気層→遮熱板となってます。

空気層は２５㎜以上でもよく、短冊状にカットしたケイカル、角パイプ、軽天のスタッドなどを利用して空気層を作ってください。

煙突

個人的な意見ですが、ストーブの性能は煙突で決定されると言っても過言ではありません。

煙突は本体の出口より煙突の先端まで２重煙突を使用してます。

壁出しの場合、燃焼性能維持のため煙突の水平距離が１M以内の設計を行いますので設置場所に制約が発生します。

煙突の固定に制約が発生する場所でもオリジナル金具を製作する事で対応しております。