SD01の製作
もうすぐ納品になりますが、9月はSD01の製作に忙殺されていました。
確か8月の終わりころ現地へ下見に行って、納品が10月中旬なので過去最速でのお届けとなります。
怒涛の作り込み
今回は煙突が横出し仕様なので、煙突取り出し口をしっかりと作り込みました。
本体が丸いので煙突接続部分の垂直を確認する為に、本体に引いた白線と差し金に張った水糸で中心線の基準を決めて垂直を確定します。
上下の白線が煙突アダプタの中心になるので、φ150のパイプにも中心線をケガきすべてが一致する場所で慎重に仮止めして行きます。
そんなもの適当でいいんじゃないの?と思いたいけどこれを怠ると後で辻褄が合わなくなるので結構時間を費やして仕上げる部品の一つかな。
今回はロック式ドアハンドルをご希望されたので本体と干渉しない位置で尚且つ扉が平行になる場所に設置です。もうこのハンドルを作る事に慣れたけど、最初の頃は何度もやり直したのが懐かしい。
特にロックした時のクリック感と、ハンドルの角度が狙った感じに納めるのが難しいのです。
今回の設置場所は炉台に25㎜タイルを使うのだけど、丁度後ろ足の部分にタイルの継ぎ目が来る設計なので4本脚バージョンを作り継ぎ目を避ける形状にしました。しっかり荷重を4本の脚で分散されるからこの形状も素敵。
あとはガラスや煙突を繋ぎこんで本体の完成となります。納期のプレッシャーが大きくて一心不乱につくったから途中の記憶が抜けちゃいました。
そして最後はお待ちかねのテストです。
もう性能に関して心配ごとは無いから最終チェックを行いつつ、工場の整理を行い作業は終了です。
まとめ
テストが終われば手形がつかない様本体が冷めるのを待ってラッピングを施し運搬できる準備を行いました。
今回は3現場連続で回って行くので準備を入念に行っています。
夏に作り貯めた製品がいよいよ旅立ってゆきます。