真夏の新作仕込み

 

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連日の猛暑の中、薪ストーブを作るなんてクレイジーだけど秋にテストを繰り返せるように新作モデルの製作に取りかかっています。

暑さ対策

去年まで工業用扇風機と大きなファンをインバーターで回転制御しながら使っていました。しかし、溶接中は風があると溶接不良になるので扇風機を止めます。

溶接の熱で暖まった鉄板からの輻射熱と締め切った工場の蒸し暑さで汗びっしょりになって、夕方にはぐったりしていました。

 

去年までの反省をふまえ、暑さ対策に良い物は無いかと探していると今流行の空調服を、広島でボランティアをした時に知りました。

特殊伐採のプロが空調服の有無で1日の疲れ方が全然違うと教えてくれたので、早速ワークマンで購入し工場で使って見ると・・・スゴク楽。

特に汗だくになってビシャビシャにならないのが気持ち良いのと、ファンによって作られた作業服内部の空気層が断熱材の役目を果たすので溶接で暖まった鉄板の輻射熱を遮ってくれるのが嬉しいです。

 

けれど、日陰とは言え風が通らず蒸し暑い工場の空気の中1日中過ごすのはしんどいので、2つめの対策を試して見ました。

それは、塗装業を営んでいる友人から教わったのですが背中に保冷剤を背負います。

最初は真夏のジョギング用にハイドレーションシステムを買ったので、背中のポケットに凍らせたペットボトルを背負っていたのですが氷だと冷えの持続時間が短いと感じるのと、しゃがんだ時にペットボトルが背中に当たるのが気になっていました。

そこで、友人に教わった保冷剤を試してみると、スゴク良い!

ペットボトルの時も首と手首から冷たい冷気が抜けて気持ちよかったけれど、保冷剤の方が長時間冷たいのと、溶けてくると柔らかくなってくるので作業の邪魔にならないのが良い!

なので大きめの保冷剤を4個準備して、午前に2個午後に2個使って1日を終えるようにしています。

 

空調服と保冷剤の組み合わせは今のところ最強のコンビネーションなので今年の猛暑はこれでしのぎます。

 

空気導入口

前回の記事にも書いているのですが、新作は外気導入に対応しながらエアカーテンと1次空気の供給を1本のレバーで行うという仕組みを取り入れています。

空気の通り道が2系統有るので構造が複雑になるのと、溶接によって鉄板が歪んでしまうのであらかじめ補強を入れたり油圧ジャッキで曲がりを修正したりしながら望む形状に仕上げていくのですが時間が掛かって仕方有りません。

エアカーテンをガラスの隙間を利用した方式にすれば簡単シンプルに出来るのですが、毎回新作を作る場合新しい経験を積む事を自分に課しているので、後から振り返ると今回の挑戦も良い経験になると思います。

その証拠に、今までの失敗も含めた経験が役に立ち、掃除の為に分解式にすべき部分や、構造を守る為にあえて壊れる部分を作るなど製品に仕上がった時のイメージから逆算して部品を作れるようになって来ました。

今作っている新作は、単に箱で木が燃える薪ストーブと比較して、もの凄く複雑な手順が必要だから初心者の頃の私だったら絶対に作り上げる事は出来ないと思います。

 

一つのこだわり

空気導入からの気体が流れる場所は密閉された箱形状になるので完成すると中を見ることは出来ません。

そして、長期間使って行くと熱と湿気で錆が発生します。

錆が発生するのは薪ストーブの宿命みたいな物だから逃れようが無いのですが、少しでも塗装があるだけで錆の発生を少なく出来ると考えるので本体内部も耐熱塗装します。

空気導入のスライド部分なども錆やゴミで動きが硬くなることを防止する為に耐熱塗装を施します。

 

まとめ

一番時間の掛かった空気導入ラインはおおむね完成したので、来週は燃焼ラインの製作に入ります。

熱負荷の一番高い部分は空気導入部分と違った難しさがあります。それは、ステンレスと鉄板は熱による膨張係数が異なるので、熱で移動する事を考慮に入れた設計が必要になるのです。

箱で薪が燃えている薪ストーブを作っていた時が懐かしくなる位、時間と手間を掛けて作っているので、完成と実験が楽しみだな。

 

 

 

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