今年の新作

 

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長い5月連休が明けてからは今年の新作を今月中に完成すべく頑張っています。

今回作るのはKD01のオーブンなしモデル名称はKD02です。

オーブンがない分製作の手間が少ないかと思っていたけど、思ったほど作業の手間は変わらずいつも通り部品作りに汗を流しています。

沢山の試作を経てたどり着いた境地

KD01の完成に至るまでには本当に沢山の機構を作り直しました。

今となっては何故失敗したのか原因が分かったし、どのように改善すれば良いのかすぐに対応できるけれど、初号機完成後のテストでは煙が消えない不具合にガックリ落胆してふて寝したのも良い思い出です。

 

煙が消えなかった一番大きな原因は空気の供給量が足りなかった事が一番大きな原因です。

当時は理解できなかったのですが、外気導入を備えながらも1つのレバーでフロントガラスの上下から空気を供給できるよう、複雑な空気経路になってしまった弊害により燃焼に必要な酸素が足りませんでした。

 

なぜ分かったかと言うと、空気経路を約2倍に拡大してみると煙がぴたりと止まったのです。

今ではこの機構すら廃止して、もっとスムーズな空気の流れを実現しました。

ちょっと得意なこと

今まで見学に来て下さったお客様や、川原薪ストーブ本舗様を初めとするプロの方に多くのアドバイスを頂きました。

それぞれの立ち位置で、こうなれば更に良いのに・・・

そのようなつぶやきや改善点の要望は可能な限り対応してきました。

 

頑固一徹のラーメン屋みたいに、「俺の作る物が一番だぜ。」などと言う考えとは対局の

「なるほど!そういう考え方も有りますね。」と自分で気づく事の出来ない物の見方を真摯に受け止め、すぐに改造してテストを繰り返します。

 

正直に告白するとそりゃ、自分の製作物に自信が無い頃は、

「こうすれば良いんですよ」とか言われると意見を言っているだけなのに自分が否定されたように曲解して内心不機嫌になっていました。

しかし、今はそんな小さな次元にとらわれるのでは無く、もっと良い物をつくるヒントが有るかも知れないし、良いと思っているのは自分だけの勘違いの可能性も大いに有るから積極的に傾聴しちゃいます。

 

しっかり傾聴した上で例えば、「煙突を本体の横から出せますか?」そのように質問を頂いたら即横出しの実験を行います。

 

もちろん、何でも十把一絡げに試すのでは無く自分の中に納得と好奇心が芽生えないと行動には移りませんが

テストするまで効果に懐疑的だった改造が実は問題解決のブレークスルーのヒントになった事も1度や2度では無いのでおろそかに出来ません。

 

特に空気調整機構のキャンセルに伴う空気回路の改造と、煙突の横出しは僕の求める性能をKD01で発揮するのに不可欠な要素を発見できた。

おまけに、後ろに煙突が飛び出して設置に制約がある場所にも設置のご提案ができるので、このご質問には感謝しか有りません。

 

もちろん、背面からの煙突出しが基本形なので設置場所により対応致します。

 

特に僕は技術志向に傾いているので燃焼時間や温度など車の馬力みたいに数値で計測できる事に注力しがちなのですが

見学に来て下さった女性の方から、「オーブンの入り口を庫内の大きさと揃える事が出来ますか?」など普段使用するユーザー目線の質問を貰ったことがとても刺激になりました。

もちろん、次回つくる製品はオーブンの庫内寸法は現行のままで入り口を拡大するのでご安心下さい。

 

このようにユーザーからのご質問を気軽に伺って、身軽に改善してゆくサイクルを回すことが得意だし僕の強みだと思っています。

まとめ

そして、KD02の話に戻ると

今まで流れの中に安住するのでは無く、新たに改装ポイントをいくつか盛り込んで製作に勤しんでいます。

だから、外観はシンプルに見えますが中身は初号機と比較してかなり進化しているのです。

今回は窓がKD1の2倍ほど大きいので、窓の曇りがどのように発生するのか気になるけど、実験してみないことには話が前に進まないので完成に向けて真っ直ぐ向かっています。

写真だけ見ると、単なる箱に見えますがこの状態になるまで内部構造製作に何日費やした事やら・・・

今月末のテストを目指し今月後半も頑張って行こうっと。

 

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