2重煙突T管の自作

 

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たまにDIY派のお客様から2重煙突の自作についてご相談されます。

僕が工場で毎回レクチャーしても良いのですが、同じ事を何度も繰り返し説明するのも面倒だと思っていると…ハタと気づいたのです。

そうだ、ブログにアップすれば「ブログのこのページ読んでね!。」とリンクを送信するだけで良いじゃ無いかと。

勿論、制作物の安全性や耐久性は個人の責任でやって頂きますが、作業を秘匿しても仕方ないし、自作に興味を持っている人に挑戦してもらい、更に改善点を誰かが公開してくれれば全体が良くなってくると思うのでためらわずに公開!

T管の製作

自作で2重煙突を作るのに真っ直ぐや、L字は比較的簡単なんですがT管の製作は段違いに難しいです。

僕も頭で考えている段階では良いアイデアが浮かんでこなかったけど、実物を前に手を動かすことで断熱2重T管を完成させることが出来ました。

 

僕が自作するのは、煙突を建屋に固定して屋外へ排煙しているのでは無く、実験の都度煙突を組み付けるので市販品を使うとあっという間にぼろぼろになってしまうのが勿体ないと考えるからです。

 

屋外へ出すのでは無く、室内で実験する分には断熱材が湿気で摩耗することも無く自作でも全く不都合を感じませんし、簡単に必要な寸法を作ることが出来るから便利なのです。

ホンマの2重煙突を分解したことがありますが、使用しているマテリアルは自作と一緒で中はステンレス、断熱材はイソウール系の25mm不燃材、そしてアウターはスチールになっています。

材料の購入先

亜鉛のダクト価格はだいたい似たような物ですが、ステンレスダクトの値段は加工業者によって千差万別です。

そしてロケットストーブ協会の会長に教えてもらった所がとても安いそうです。

新栄創業製作所

オンラインショップも有るので、興味のある方はリンクを探して下さい。

そして、中に充填する不燃断熱材は

アズワンのオンラインショップで購入可能です

AXEL

ヤフオクでも出品されているのでタイミングが合えばアズワンより安く買うことが出来ます。

実際の製作

インナーは耐久性を考えφ150のステンレス、アウターは亜鉛のφ200を使います。

φ200のT管の中にφ150のT管を入れていきます。 今回は内部に木酢液が発生した場合断熱材に漏れることを避けるためインナーを無加工としました。

まず、φ200をφ150が入るようカットします。

全部カットすると残留応力で形が楕円形になって修正が効かなくなるから、ホンの少しだけ耳を残すことが大事です。

そして、内側に入れるφ150T管に断熱材をスキマ無く巻き付けます。

巻き付けた後は分解しないようにステンレスの針金でしっかりと縛ります。ダクトに断熱を巻くと結構な大きさになります。

そして、最初にカットしたT管とドッキング。 断熱を上手に入れてあげれば簡単に中へ入って行きました。

そして2つが1つになった姿がこちら。ここまでは簡単なんです。ここからがアイデア勝負。

T管の後ろをサンダーで開口したので、開口部を突き合わせで接合する事は板厚が薄いので不可能と判断しました。

だから、ホームセンターで売っているガルバリウムをカットして接合の下地に使います。

写真のように、カットした部分より少し大きめのガルバリウム板を挿入します。

そして、断熱材が見えなくなる位置にガルバを固定します。

このガルバリウムに耐熱コーキングを塗布します。 T管もガルバも銀色だからわかりにくいけど、ガルバと接合部に耐熱コーキングを塗っています。

そして、ガルバとカットした半割のT管部品をリベットで接合します。

タッピングビスよりもリベットの方が板を密着させる力が強いのと防水も効くのでリベットを使っています。 数本だけのリベットなら手でも良いけど何十本もリベットを打つとしんどいので僕はロブスターの電動リベッターを使いました。

そして接合部からはみ出したコーキングを拭きあげて作業終了。

中までみっちりと断熱材が充填されているのが分かるでしょうか?

この後、耐熱の黒に塗装して実際に使った姿がこちら。

なんら問題なく使うことが出来ました。

屋外に使うのなら耐候性を考えてもう一ひねり何か考えるけど、実験で使うならこれくらいで十分です。

 

このように、簡単に作ることが出来るので興味のある方は参考にして下さい。

 

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