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煙突部品をコーキングする時の注意点

 
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私は防水にコーキングの使用をなるべく控えていますが、それでも必要なときはしっかりと使用しています。

そして、DIYで煙突や壁貫通部分のコーキングを行う場合の注意事項があります。

変成シリコンを使用する

もうタイトルが言いたいことなのだけど、シリコンシーラントでは無く変成シリコンを使用しましょう。 シリコンシーラントは撥水性分が入っているので上から塗装出来ないし、住設でも屋外のコーキングには変成シリコンを使用場合が多いです。

ここで気を付けなくてはならないのが、現在シールされている場所をやり直す場合異なる成分のコーキングを既存の上に重ねて使用すると強度が出ないので事前に確認する事が必須。

私の確認方法は

1)塗料を塗ってみて色が乗るのであれば変成シーラント

2)変成は硬化後も柔らかい

3)やったことは無いけど、ライターであぶってみると炎が異なるらしい?

通常1~2までをテストして既存の種類を確認した後、工事で使用するコーキングを選んでます。

自分が施工した工事であれば何を使っているのか分かるけど、10年以上前の工事の補修となれば何が塗布されているのか分からないので本当に必須作業です。

第2の材料は、プライマーを塗布。

プライマーが無くてもシール材自体で母材へ接着するけど、密着力が全く異なります。

プライマーを塗布した母材にシール材を乗せて破壊実験を行っても、母材との接着力が強くて剥がすことが難しいくらい強力に張り付きます。

プライマー自体、接着剤のにおいがするし、垂れると塗装面を痛めるのでマスキングテープは必須。 プライマーを塗って8時間以内にコーキングを施工するようにと説明書に記載されています。

そして最後は、金属の地肌が見えるまでしっかりとお掃除する事が何よりも大切。

防水性能は金属面とシール材の接着力によって発揮するので、既存のコーキングが残っていれば古い部分がウィークポイントになるので地味な作業だけど既存シール材を全て除去する必要が有ります。

私はスプレーボトルに一斗缶で購入した脱脂材を吹き付け、シリコンを溶かしながらブラシで完璧に除去します。

シリコンの取り扱いが面倒と感じるのであれば、対候性に優れた3Mのアクリル両面防水テープを使用する代替案もあるので後は各人のお好みで施工すれば良いかと思います。

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