ヒミエルストーブ

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薪ストーブはスゴク不便な暖房器具です。

 
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年末から地域でご商売をされている建築会社の方が工場へ見学に来てくださいました。

皆様会社の規模や、得意とするコンテンツなど異なりますが家を建ててお客様へ納品するというスタンスは同一です。

 

皆様お客様の家に薪ストーブを設置された経験も沢山ありますので、薪ストーブに関しては忌憚ない意見をお持ちでした。

その中で最も明快なフレーズは

「薪ストーブってすごく不便な器具ですよね」です。

 

そうなんです、現代の日本で提供され企業がしのぎを削って提供している便利さや快適さなんか1ミリも備わっていない、ユーザーが器具に歩み寄らないと駄目な暖房装置なのです。

全てにおいてアナログであり、人が体を動かした結果やっと暖房に到達できるという、時間に追われた現代人にはとっつきにくいアイテムなのは間違い無いでしょう。

薪問題

前回の記事にも書きましたが、まず最初に直面するのが薪の問題です。

薪集めに始まり

2シーズン分の保管、乾燥

室内への運搬

灰の処分

など、室内でたった30分燃焼する為にどれだけ準備しなきゃダメなの?というくらい仕込み時間が必要です。

その労力と時間をワープする為に薪を購入するという手段もあります。

僕の近所では軽トラ満タンで運賃込みで約3万円。

個人的意見ですが労力を考えたら安いと感じます。

燃費問題

せっかく作った薪も、燃費の悪い薪ストーブを選定しちゃえば、あっという間に燃え尽きてしまいます。

樹種や機種により異なりますが、おおむね20分~40分の間に薪が燃え尽きてしまいます。

 

じゃ、燃費をよくすれば良いじゃないの。

そう考えるのは自明であり、燃焼速度を遅くしようと思い取れる方策は空気の流れを遅くすることです。

これは私の個人的考えではなく、焼却炉の技術誌に記載されている事でありとにかく燃焼室を流れる空気の流れを遅くすれば燃費が良くなります。

 

そして、空気を絞ってもしっかりとした燃焼を継続させたいと思うのであれば、2重煙突施工の方が圧倒的にコントロールできる幅が広いです。

 

一般的なクリーンバーン機で空気を絞ると、確かに空気の流速は遅くなりますが炉内は酸欠状態のままを維持する事になるので、煙がモクモク発生する原因にもなります。

youtube等で空気を絞った燃焼動画を見る事が有りますが、同時に煙突トップの状態も見たい物です。

 

お湯しか沸かせない

そして、最近の特徴として輻射式ストーブが増えており、本体のトップでお料理が出来ないモデルを選んでしまうと、お湯を沸かす程度しか利用できません。

その状態を希望するのであれば全く問題ないですが、せっかくストーブを入れるのであれば薪でしか出来ないお料理や生活様式を取り入れた方が毎日が楽しくなるんじゃ無いかと個人的に考えています。

 

そんな普通を壊したい

そんな感じで、薪ストーブを導入するには覚悟しなくてなならない手間を避ける事は出来ません。

僕がヒミエルストーブを作り始めたのは、お店で買った薪ストーブの燃費が悪くて、ストーブの傍で昼寝するといつの間にか火が消えてしまい寒さに震えて目覚めたのが嫌で燃費の良い薪ストーブが販売していないのか探し始めたのがきっかけです。

 

そんな都合の良いストーブなんてどこにも売っていなくて、よしそれなら自分で作ってみるか!

と言うような安易な気持ちで開発をスタートしたのが、3年間ドツボにハマるきっかけです。

 

しかし今断言できるのは従来の製品と比較して

「圧倒的に便利な薪ストーブ」

だと個人的には思っています。

 

こればかりは、実際に使って感じる事なので言葉では伝えきれないけど、僕の感じていたネガティブ側面を全て消し去った製品なので今の所不満を検出出来ません。

 

勿論すべてを満たす事なんて出来ないし、多くの人に受け入れて頂こうなんて全く考えていないので興味のない方は全くスルーしてもらって結構です。

 

でもね、この魅力にハマっちゃうと抜け出せないのも事実なのです。

 

製作者バイアスが掛かっているのは自認しますが、自分が気に入った物じゃないと心の底からお客様にお勧め出来ないので、使い込むほどに愛着が湧いてきます。

 

愛せる物を持てるって結構なぜいたくだと思うし、僕が良いと思う物を気に入って下さる少数の方へお届け出来ればと思っているので、今ご注文頂いている方へ粛々と納品を重ね僕の仮説を検証してゆきます。

 

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