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山梨県へ煙突の設置

 
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2月に訪問した山梨県へ煙突の設置に行ってきました。

今はなるべく長距離の移動は避けるように推奨されていますが、屋根にアクセスできる足場を撤去しないとお客様の浄化槽設置工事が出来ないのでこのタイミングでの訪問になりました。

通常なら遠方への出張は2泊程宿泊して、長距離移動をエンジョイするところだけど八ヶ岳近郊の入浴施設は全て閉館しているし、宿で人に接触するのも怖いからなるべく一人で行動するプランで実行しました。

アクセス

近隣であれば、軽トラで向かうのですが流石に車中泊は出来ないし長時間の運転がしんどいので今回はマイカーでのアクセスを選択です。

いつもと比較して驚くほど高速道路がすいていたので、クルーズコントロールを90㎞にセットしのんびりと現地に向かいます。

途中昼寝したりしながら夕方には現地に到着。

お客様は近隣のお風呂が全て閉館したのでご自宅へ帰宅され、現場は無人。

事前に工事用の仮設電源使用許可をもらったから電源には困らないけど、水道も下水も無いキャンプ場の様な現場です。

先ずは屋根に上って現場の確認です。棟からチムニーまでステンレスの板金を延長して綺麗に仕上がっていますね。

 

荷物を下ろした後は、何もすることが無く疲れているのでシュラフを2枚重ねた中に湯たんぽを入れて早々に眠りに就きました。

煙突設置工事

2日目は朝の5時起床で、6時から作業に着手しました。

部材と道工具1式を屋根の上にあげるのが移動距離も多くて一番体力を使うパートになるのですが、この現場は屋根に直接アクセスできる仮設足場が設置されていたので他の現場と比べて荷揚げが楽でした。

後はいつも通り、床までの寸法を測定して設計した位置へ煙突が来るように金具をセット。雨に濡れる事は無いけど、ステンレスのコーチボルトでしっかりと固定します。

 

その後、ケイカル板を金具に載せて固定します。

 

そしてセラミックスーパーウールをチムニーの中に充填します。

断熱層が分厚い方が断熱効果が高いので、チムニーを施工した現場へはこの方法で施工しています。

 

今回のお客様は新宮製の煙突を選択してくださいました。

今まで使っていたホンマ製と比較してずっしりと重いし、閉めこんだ時の締結感触がしっかりしているし、おまけに断熱材の劣化が発生しない構造なので初期費用が数万円アップする以外は良いところしか見当たりません。

 

あとこのクランプバンドもホンマなら2か所のスポット溶接で繋がっているだけなので、バンド部分の強度が信用できないけれど新宮製はリベットで止められており安心して使用できる。

新宮とホンマは見た目は同じように見えるけど、煙突を繋いでバンドを止めた後のしっかり感は全然違います。

 

その後は角トップチムニーを箱に載せて作業終了。

 

離れて撮影した写真がこちら、屋根が広いのが良くわかると思います。 今回は煙突トップが棟より少し高い位置に来るように設計しました。

その後室内へ移動して、途中まで煙突を接続します。

梁に足場板を渡し、事前に準備しておいた固定金具へ垂直を確認しながら煙突を固定しました。この状態まで仕上げたら、後は本体を搬入するだけなので納品の手間を大幅に削減できます。

 

全ての作業を終えた後、煙突の高さが狙った寸法で仕上がったか確認します。間違ったらどうしようも出来ないのでちょっとドキドキする瞬間なのですが、今回もうまく仕上げる事が出来ました。

 

まとめ

作業を終えて、深夜の高速道路を運転し無事家路につく事が出来ました。

薪ストーブ業者の仕事の7割くらいは煙突設置工事だと思うし、もっと言えば設置場所などを含むプランニングが非常に大切だとつくづく感じます。

この、お金で買えるハードではない経験から導かれるソフトの価値こそが我々のような小規模事業者の価値じゃないかな。

 

屋根の上での作業中、ミカン箱の中へ乱雑に放り込んでいた工具類を、使うたびに探すのが面倒だったので工具の見える化を帰宅した後試して見ました。 写真は測定計器類一式を保管して、さっと取り出せるようになってます。

使う順番に工具とネジ類を並べ、スムーズな作業が出来るように準備したので次の現場で改善効果を確認してみよっと。

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