ヒミエルストーブ

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なんで安いロケットストーブと値段が違うのですか?

 
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いつも一人工場で仕事しているので、世間の自粛とは無関係に初夏の陽気の中薪ストーブ製作に励んでいます。

今回はお客様から頂いた質問に答える記事にして行きたいと思います。

 

Q:なんで安いロケットストーブが売っているのに値段が違うのですか?

A: 目指している物が違います。

答えになっていないかも知れませんが、これが偽らざる本当の気持ちです。住宅でも車でも一緒ですが安いのには理由があるのです。

 

僕が知っているリーズナブルな価格帯の薪ストーブはヒミエルと比較して重量が1/4位軽いですね。それって使っている部品点数はもちろんの事、製作工数も全く異なってきます。

 

そんな薪ストーブが自分のライフスタイルにフィットしているのであれば全く問題ないし、むしろそちらを選択するべきだと僕は考えます。でもね、安いなりに詰め切れていない部分って有るんじゃないかと思うのが僕の個人的な感想です。

生産者はそんな事絶対に言わないし、薪ストーブの素人が不具合を事前に指摘するなんて不可能だから取ることのできる対策は色々見て比べるくらいしか方法が無いかな?

 

単に製造設備を揃えて、溶接が出来ればはいOK。と行かないのが薪ストーブ製造販売の難しいところで、販売できる製品レベルに達するのと、安全にプロレベルの防火対策を施した現場施工が出来るようになるにはそりゃー経験と時間が必要になります。

 

製品に対する自信や自負は絶対に持つべきだと思っています。

しかし、自分自身では気づくことが出来ないお客様やプロの小言にも聞こえる貴重なご意見を真摯に聞いて製品の改良を行う事がものすごく大切なのですが、解決方法が思いつかない難題に直面した時は本当に苦しいです。

 

けれども、その苦しい時を何とか乗り越えて課題が解決してゆくプロセスを楽しめるようになる頃には、炎の流れから浮力のイメージが頭の中に浮かぶまでにスキルが向上しました。

 

問題が発生するたび、誰かに相談する事も出来ず狙った性能を作り出す事が出来ずに落ち込んだ日々を切り抜けた経験が僕の財産です。

 

そして、燃費が良くて、お料理など生活の道具として便利に活用でき、長く使うほどにお客様に馴染んで行くような薪ストーブが欲しかったけどどこにも販売していなかったので自分で作り上げたのがヒミエルストーブです。

 

自社調べでは、ヒミエルストーブ以外にこの性能をたたき出している製品をリサーチできておりません。

外観は一緒だけど、中身は作る度に微妙な改良を継続しています。

オーブンは上からの加熱が欲しい

よく見かける薪ストーブのオーブンって、下側は燃焼室に接しているので熱いのに天板は煙突から熱が逃げて行くから熱くならないモデルが存在します。

初心者の方が燃焼室でピザを焼いたら、生地の下は真っ黒こげなのに上に乗せたチーズは半生になっちゃうのと同じ事です。

でもね、やっぱオーブンを載せるのであれば上からガツンと高温で焼き目を付けたいじゃないですか。

 

ヒミエルストーブはロケットストーブ構造を採用し、天板に衝突した熱気がオーブンの周囲を通過して加熱するので、扉以外の全てが殆ど均等に加熱してくれます。

写真の上の部分がオーブンなんだけど、煙突と離れているのがお分かりになるでしょうか?

簡単にしようと思えばしたの燃焼室とおなじ大きさに作るのが合理的なのに、なんでわざわざ煙突と離しているかと言えば隙間に熱気が入り込んでオーブンを加熱する事を狙っているのです。

なるべく熱気と接触する面積を大きくすることを狙いこのデザインに落ち着きました。

 

熱気との接触面積がオーブンの昇温性能に大きく関係があると気づいたのはこのストーブを作った時です。

最初オーブンの温度が思ったように上がらなかったので、熱気との接触面積を大きくする改造を施し効果を確認しました。

 

まとめ

質問の回答は

安い製品を大量に販売するのではなく、精一杯作り込んだ製品を気に入って下さったお客様へ届けたいと思うので、この値段になります。

同じ靴屋でも、スニーカー量販店とオーダーメイドの靴屋の客層が全く異なる様に僕は後者を目指しているから値段が違ってくるのです。

 

どちらが良い悪いという話ではなく、見ている物が違うので製品のデザイン、価格が大きく異なって来ます。

 

 

薪ストーブなどと言う超アナログな器具は、お客様が望む全てをかなえる事は不可能だけど、こんな機能が欲しいと自分の欲しいものが明確に分かる方は選ぶべき範囲を絞り込むことが出来ると思います。

 

要は自分が何を求めているかが分からないと、どの製品を選べばよいか分からないと言う事でしょうか。

 

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