SD01の最終完成テスト

今日で10月も終わり、明日から11月。

今月は私にしては非常に珍しく、タスク処理に忙殺しておりました。

メインはSD01の製作を軸に、タマゴサウナ向けサウナストーブの製作を同時進行しつつ、ICを出荷。

そして、時間に追われて焦るのがしんどいので数日間予備の日を持たせていたのだけど、頼まれごとの製作がいくつも入って来たりお客様が注文を忘れていた部品の手配を行っているとあっという間に予備の時間など消え去って非常にタイトなスケジュールに。

そんな時の心情は、先の事をじっくり見通す心の余裕など一切なくて目の前に積みあがるタスクを1個づつ消去して行く事に注力しているので、1週間前に注文した鋼材が入荷したとしても発注したことを忘れてしまっており、何が来たのかな?と思いつつ受け部品を見ると「確か、これ注文したよね!」となる事が多い。

そして、今月のメインイベントSD01の製作もやっと終盤を迎えて燃焼テストまで到達しました。

加工部品の話になるのですが、今まで10年以上ずっとお世話になっていた鋼材商社さんが忙しくて納期が遅延するので、新しい会社と取引するようになって初めて作ったSD01なのですが鋼材の加工精度が高く非常に気分よくくみ上げる事が出来ました。

作る内容は過去にいやと言うほど書き連ねているので、ブログの過去記事を検索してもらえればよいと思いますが、今回改めてヒートライザーを耐火レンガで構築しているメリットを感じました。

ヒートライザーとはヒミエルストーブの心臓部分。車で例えるならエンジン。

昔の様に金属製のパイプで作っても良いのですが、高温環境に耐える安価な金属素材が存在せず、ロケットストーブと言う構造上どうしても700度を超える環境で連続使用すると摩耗劣化が進むのは避ける事が出来ません。

もちろん耐火レンガもミクロンレベルでは表面が摩耗劣化して行くけど、金属に比べるとその進行は驚くほど遅いし私の場合最も高温になる場所は耐火レンガを2重に設置する事で本体の摩耗を防止しているので金属製の製品と比較して長寿命と高性能を狙っています。

事実、金属製のヒートライザーと耐火レンガのストーブを並べて点火すると煙の発生量や昇温速度に違いが生まれるのでポジティブな効果があると確信しています。

今回はオーブンが大きく、取っ手が遮断機仕様で私が10年以上前に作った初号機と同じ仕様。

今まで沢山作って来たけど、いまだに飽きずに見ていられるデザインが好き。

テストは何の問題も無く終了したので、1晩冷却してタッチアップを行った後梱包して納品に備えます。

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