久しぶりのSD01完成

早いものでもう2月も終わってしまいます。本日3月に納品予定のSD01が完成しました。
SD01がを作るのって何年ぶりかな?多分2年間は作った記憶が無いのだけど久しぶりとは思えない良い感じに仕上げる事が出来ました。
塗装の焼き付けを兼ねてテストを行いましたが、塗りたての漆黒ボディーがカッコいい。
製造工程の振り返り
溶接でびっくりするくらい鉄板が反り返るので、ジグを使いヒズミを抑制します。
ジグが無い状態で溶接すると、溶接方向へものすごく反り返って寸法が全く合わなくなるので欠かす事の出来ない工程です。
天板も溶接で反り返るから油圧ジャッキで押さえてヒズミと逆向きへ変形させます。
押す力が弱ければ変形しないし、強すぎれば逆方向へ曲がってしまうので微妙な力加減が必要な工程です。
オーブンも搭載され、本体を溶接で止めた所。
ここから溶接肉を削って面一に仕上げて行きます。
側面は溶接の凹凸が無くなるまで磨きこみました。このくらいでちょうど良い感じでしょうか。
溶接カスもカップリングブラシで念入りに除去します。
天板を載せてフィッテングの確認です。
本当は溶接しちゃえば簡単なんだけど、何十年か経過した後メンテナンスが必要になった場合を見越して本体外側のフランジ構造としています。
そして、全てのネジにはモリブデングリスを塗布して焼き付きを防止しています。
このひと手間が後になって効いてくるからあなどれません。
フランジ面は3mmの開先を取ってしっかりと溶接肉を流し込んで行きます。
ガラス以外の部品を取り付け一旦完成です。
この後全て分解して塗装に入ります。
部品は裏面から塗装を行い
本体も裏面から塗装した後、カラ研ぎして大きな塗装粒を除去します。
燃焼テスト
昔はドキドキしながら行っていたテストも、回数を重ねるうちに不具合点が改善されているのでスムーズに行うことが出来るようになりました。
塗装して初回は塗料に含まれるシリコンから猛烈に煙が発生するので焼き付けも兼ねたテストになります。
久しぶりとは思えない位、とても綺麗に燃焼しました。
そしてガラスが透明なのかと勘違いするくらい、透明度を維持出来ます。
そして大きな外殻から沢山の輻射熱が放出されます。
うーん、良い感じ。
テストは全く問題無く終了する事が出来ました。
まとめ
かなり端折って工程を書きましたが、1つ1つの工程を積み上げて完成するので最初から最後まで気を抜を抜くことが出来ません。
SD01は空気の供給構造が簡単なのと、本体の内部空間が大きいので煙の発生量が驚くほど少ないです。
経験こそが財産とはよく言ったもので、製造数をこなして行くことで押さえるべきポイントが良く見えてくるようになったから、完成した佇まいも引き締まって見えます。
あとはお客様のお宅へ納品するだけなので楽しみです。