ヒミエルストーブ

 メルマガ登録はこちら

屋根裏からの外気導入実験 ver2

 
この記事を書いている人 - WRITER -

昨日はダンパーを設置して外気導入と内気切り替えの実験を行った記録でした。

実験結果を写真添えてお客様へ連絡したところ、システムが冗長して圧迫感が強いと感じるので

気流の切り替えをキャンセルして、フレキダクトを使いシンプルに屋根裏からの外気導入実験を提案されました。

実験その2

アルミのフレキダクトを使用して屋根裏から空気を導入するのはシンプルなのですが、一つ欠点が有って銀色の製品しか売っていません。

お客様は室内との調和を希望されており、黒色での設置をご希望されています。

耐熱ダクトの類では有色製品も有るけれど、空気を通すだけの管に何万円も費やすのはもったいないと感じるしカットして使えないし、なによりバンドを巻いて固定できないのでとにかくスパイラルダクトをシンプルに設置してみる事にしました。

 

銀色のままだと完成のイメージが今一つ湧かないのでしっかりと耐熱塗装を施し、銀色に見えるフレキダクトには耐熱テープを巻き付け外観処理をしっかりと行いました。

以上の作業を行った後、いつも通りの燃焼実験を行います。

 

焚き付けに良く乾いた小割の針葉樹を使ったので勢いよく炎が立ち上がります。

空気の流れを確認したところ御覧の結果で全く問題有りませんでした。

 

2~3日連続使用で、一切掃除していないけどこのクリーンな窓を維持出来ています。

まとめ

以上の実験結果を踏まえ、再度共有させて頂いたところ外気導入に関しては今回のパターンで実施する事が決まりました。

 

プランニングを行い、材料の手配、配管組み付け、燃焼実験を2回*2パターン行い今回は一応の結論に達しました。

あとは、微差圧計の設置をご希望されているので最適な設置方法を模索すべく実験をいくつか行い実施内容が決定すれば製図を完成させるフェーズに移行します。

 

今回の実験で久しぶりにKD01をメインに使いましたが、KD01なりの良さを再確認しました。

とにかく燃費が良くて、ゆっくり無煙状態で緩やかに燃焼してくれます。

 

仕事に没頭していると、薪の投入を忘れて熾火になっている事も多々ありますが細目の焚き付けを追加してやればあっという間に再点火するしヒートライザーが暖まれば無煙状態をキープします。

本体の周囲に遮熱板を取り付けているから、じりじりと焼けるような輻射熱を感じる事は無いですが、木材を燃焼させて生み出した可燃性ガスを確実に熱へ変換できていると感じるし、現在のヒミエルストーブに慣れてしまうと過去に作っていたクリーンバーンストーブが面倒に感じます。

 

長々と書き連ねましたが、自信をもってお客様へお届け出来る製品に仕上がってきたのではないかと思っています。

 

 

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Copyright© himiel stove , 2021 All Rights Reserved.