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屋根裏からの外気導入実験 ver1

 
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お客様から平屋の内天井から外気導入を希望されましたので、検証してみました。

大丈夫でしょうか?と質問されても僕の周りで誰も実施たことが無いので率直な答えは「分かりません」です。

そんな時は部材を手配して実験を繰り返し、頭の中に浮かぶイメージではなく実際の結果を元に次の一手を決める方が絶対に正確で素早いと断言できます。

 

そういった訳で、お客様から頂いた沢山のご要望を一気に検証すべく空調部材を手配したのでした。

ダクト配管

今回は煙突を支柱にスパイラルダクトを保持するので、ダクトを真っすぐ上にあげちゃうとチムニーボックスと衝突するので途中で折り曲げて屋根裏へ貫通させます。

 

そして、吸気ラインを天井裏と室内に切り替えるシャッターを取り付け、さらに室内吸気ポイントを2か所設定してどちらが良いのか比較します。

 

吸気ラインの切り替えがこの部分で、左のダンパーで屋根裏からの吸気を遮断して、右側のシャッターを開いて室内空気を吸い込みます。

 

それに追加して、途中T管を設置してここからも室内空気が吸い込めるようにして、真上のラインと比べて設置外観や燃焼の具合を点検します。

 

実験

そもそも、このような配管を施してちゃんと燃えるのか?

全く結果が分からない中、いつもの様に焚き付けを行いました。

うーむ。

いつもと一緒かな。

炎が大きくなってきたころを見計らい線香をかざしてみるとしっかり空気を吸い込んでいるのが分かります。

炎が大きくなって昇温すれば煙突のドラフトが強くなるので全く心配していません。

そんな事よりも、一番心配なのは焚き付けの時です。

 

ロケットストーブ構造最大の弱点は焚き付けの時だと言っても過言が無いくらい、焚き付けは大事です。

とは言え、何も特別な事を要求するのではなく良く乾いた小割の焚き付けで一気に昇温し、煙突の中を温めてあげる事さえ出来れば後は全くイージードライブです。

なので、ちょっと面倒だからと思って大きめの木や湿った小枝なんかを焚き付けに使えば綺麗にスタートを切ることが困難です。

 

焚き付けの煙逆流に悩むロケットストーブ構造のストーバーへ助言するとすれば、焚き付け時に引きが弱いのは煙突の長さなんてさほど関係が無いって事です。

そんな事よりも、横引きの長さや煙突内部が冷え切っているなど煙突効果の発生を差圧計を使用して測定すれば一気に可視化で解決できます。

 

一番大事なのは煙突内部を温めてあげる。

その1点に尽きますね。

 

まとめ

今回の配管では燃焼パターンを変化させながら問題無いことが確認出来ました。

お客様へ実験結果を送信したところ、システムが想像以上に大きくて圧迫感が大きいのでもう少しシンプルな構成で実験をリトライして欲しいとのご希望ですので、更に深堀して行きたいと思います。

 

アイデアの段階でイメージしていた事を実際に作ってみると、予想に反する事なんていくらでもあるので初動は今後の方向性を決める道しるべ的な作業だと考え、速やかに実験その2を実施するのでした。

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