ヒミエルストーブ

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お部屋への搬入を改善

 
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今月末にヒミエルストーブを納入を予定しております。

そして去年は住居内部への設置には、くさび式足場を組み付けて設置していました。

本体を吊り上げるので安定感は抜群だし、強度的にも全く問題ないので台車から本体を下ろす手法としては素敵なんだけど唯一の難点がありました。

それは

 

足場の運搬が面倒!

何度か使って代替案を探す事を決意

工場から現場まで軽トラに載せて運搬するにもかさばるし、家の外から設置場所まで部材を運搬するにも手間が掛るのがどうしても面倒。

なにせ一人ですべてを完結させているので、お部屋を傷つけぬようとても気を使いながら何往復も移動するのが精神的にもしんどかった。

 

しばらく我慢しながら使っていたけど、もう面倒で仕方ないから次回からは使わないで良い代替案を探してました。

 

そして色々考えた結果行き着いたアイデアは「ジャッキダウン」です

こんな感じで台車に乗っているストーブを、ジャッキアップして台車を抜き取り、徐々に高さを下げて行きます。

産業機械設置ではオーソドックスな手法で僕も5t位の装置で経験があります。

大型家具運搬補助具と言う運搬とジャッキが一体化した製品が販売しているんですが、2個1セットで重量が54㎏も有り重すぎるので選択肢から除外しました。

 

そしてテストを素早く行うのであれば、爪ジャッキと言う製品を使う方が圧倒的に早くて簡単なんだけど、思いついたコンセプトのチェックをひとまず手元に有る車載ジャッキでテストしてみました。

 

方法は至ってシンプルで、片側づつを持ち上げ

  1. 台車を抜く
  2. 木を噛ませて保持する
  3. 徐々に高さを下げて行く

を繰り返すだけです。

順調にジャッキダウンを繰り返しもう少しで完了と言う所で問題発生です。

ジャッキが下がり切っても本体が床に接触しませんでした。

これで、パンタジャッキでの対応は不可と言う事が判明したので直ぐに爪ジャッキを2個注文しました。

やってみないと分からない

今回の実験はコンセプトの方向性は有っていました。

そして、道具の選択に改善の余地があると判明したので次のステップに進むことが出来たのが良かったです。

 

この様に、頭の中で考えるだけではなく、簡単な方法から解決策をテストする事で徐々にブラッシュアップする手法はどんなことにも応用が効くと思っています。

 

これが最初に、重量物の運搬に困っていると言う問題設定ならば解決策を考える範囲が膨大に広がるけれども、ジャッキダウンのストロークを解決するだけで有れば爪ジャッキを選択するだけで次のステップへ歩を進める事が出来ます。

 

何が言いたいのかと言えば、未経験の課題に直面した場合、事前のプランニングも大切だけどそれ以上に解法の取っ掛かりを得るためにさっさと行動を起こして次に進む方向を絞り込んで行くプロセスが大切だと言いたいのです。

これって軽トラのチョイスから、問題解決まで全て一貫しています。

無数の選択肢が有る中で、判断の材料を持ち合わせていない時にはいくら悩んでも解決する事なんて不可能です。

分からない事に直面した場合、直線的に回答を探すのではなく判断の手がかりになる材料を求めて気軽に行動する事を心掛けてます。

 

これって考え方の根底に軽度の失敗を織り込み済って事だし、それは失敗ではなく答えを導くまでの動線と捉えてます。

 

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