ヒミエルストーブ

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お客様からの学び

 
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先週末に神奈川県より見学のお客様がお越しくださいました。

過去には東京から飛行機を使ったり、熊本県よりマイカーでお越しくださったりと一人でひっそり営業している当方としては恐縮するばかりです。

今回お越し下さったお客様は溶接や機械の構造にも詳い方でしたので通常より技術的に深堀したお話が出来ました。

 

失敗を繰り返した過去記事について

お客様は僕の過去記事も読み込んで下さっており、昔は失敗続きだったことを知って下さっていました。

他のお客様にも過去の失敗シリーズ記事が良かったと言われたことが有るのですが、製品開発のフェーズではずーっと失敗ばかりでした。

 

最近は商品の性能が確立されお客様の所に納品に行く記事が多いけど、昔は失敗して改善した事を書いていたので読者の方に楽しんで頂けたのは有難いことですが、私自身は出口の見えない闇の中を全力疾走していたので今となっては懐かしいけれど、もう一度再現するとなるとちょっとひるんじゃいます。

 

当時は失敗したのを確認しても、そもそも論で何故その様な現象が発生するのか因果関係を考察する知識がないので、適当な仮説を立てて検証する総当たり戦を繰り返し膨大な時間を浪費しちゃいました。

 

結果的に、3年間積み上げた失敗の数々が知識の引き出しを強化してくれたので一見遠回りに見える道も実は強力な武器を仕込む大切な期間だったと感じます。

 

僕は完成した製品を量産するフェーズではなく、現状では感じる事が難しい僅かな違和感から新たな分野の製品を発明する事に喜びを感じるので,ある程度の失敗を織り込んだ物つくりと言う物を身に着ける稀有な体験だったのかも知れません。

 

失敗こそが財産

世間の薪ストーブブログで失敗記事を殆ど見る事なんて無くて、プロモーションばかりなのが退屈です。

勿論開発フェーズなんてとうの昔に通り過ぎ、販売計画に基づいて外皮だけちょこっと変更したモデルでは失敗する事すら出来ないけど、現在に至るストーリーを知りたいと思うお客様が一定数いると言うのも純然たる事実。

 

そこで問題になるのが、同業者にノウハウを公開することで模倣されてしまうのではと勝手な妄想を抱く自身の心が顧客の関心を遠ざけていると個人的には考えます。

 

そんなの関係なしに、大いに失敗を公開する方が面白いと思うんだけど目線が顧客に向かずに同業者との競争に向かえば記事が面白くなくなるのは自明の理かな。

 

初期の頃は韓国で耐火レンガで作ったロケットマスヒーターに感激して、ヒミエルストーブにも耐火レンガでヒートライザーを作って見ました。

 

一番高温になる場所なので念入りにレンガを積んで、耐火モルタルで整形して十分乾燥させ、心躍らせながら実験してみると

 

過去最高の不完全燃焼で、嫌なにおいのする煙が消える事無く排出されて行くのを目の当たりにして心が折れてしまいしばらく作業が手に付かなかったのも今となっては笑い話。

僕のシステムでは熱を反射させる断熱構造を採用しないと上手に燃焼しないとこの失敗を通じて学ぶと伴に、本体を半分に切断して断熱材を入れ替える実験を行い自分の間違いを検証しました。

 

2カ月の時間とストーブ1台を無駄にしましたが、顧客に納品する前の開発段階で気づいたから良かったです。

 

まとめ

自分自身では今ある資源を最大限に使いなんとか前に進もうと必死なので何が面白いかなど考える余裕は全く有りませんが、目の前に起こる事象をお客様へお伝えする事が大切だと思う考えに変わりは無いので今後も失敗があれば正確にお伝えしたいと思っています。

 

ただ、長い事開発をした経験が蓄積されたので心が折れてしまうような大失敗をしなくなったのが良かったのか悪かったのか?

 

今はヒミエルストーブの注文残をいかに処理するかを模索している真っ最中で、目処が立てば次は蓄熱型ストーブやオンドルの構築に挑戦してみたいです。

興味ある事が多いからあっという間に年齢を重ねて行くけど、課程を楽しんでいるのでとても幸せです。

 

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