ヒミエルストーブ

特許取得済 cyclone stove®の記事はこちら

真夏のストーブ製作

 
この記事を書いている人 - WRITER -

もう何度目の夏になるのか忘れちゃいましたが、溶接の熱で暖まった薪ストーブの輻射熱で汗をかく日々。

同じ形状の製品を連続して製造しているので飽きを感じるのかと思っていたのですが、嬉しい誤算で毎回製作方法の改善を思いつきゲームの様にショートカットを試しているから面白いのです。

 

均質化

今年に入り製造工程の大幅な改善を実施しました。

それはズバリ、工程ごとに治具を作りなるべく治具の上に部材を載せると自動的に溶接位置が割り出せるようにしています。

過去の製作は毎回寸法線をケガいて、ずれない様気を付けながら溶接していたのですが位置出しに時間を浪費して仕方ないのと、毎ロットで微妙に形状が異なって出来上がるので修正に多くの時間を費やしていました。

 

一例をあげると、ドアの取っ手は一見簡単に見える部品なのに製造に多くの時間を費やしていました。

なにせ丸棒とフラットバーに段差が有り、溶接すると歪みが発生して軸が大きく狂うのです。

そんな訳で今回はこんな感じの治具を作ってみました。

鉄板をはめ込むと自動的に位置が決まるだけじゃなくて、丸棒とフラットバーの段差も考慮しているので材料を載せるだけで位置関係が完璧に出ると言う訳です。

 

この様に丸棒を置いて仮止めすれば簡単に部品を量産できます。

今まで単品で苦心惨憺していたのが嘘の様に量産できるから、治具製作に時間を費やす事が回り道の様に見えるけど実はかなりの近道だと実感できます。

 

そして出来上がった取っ手がこちらになります。

この後サンダーで余肉を除去した後取っ手のを取り付けます。

専門外は外注化

取っ手の木の部分を今までは頑張って自家製造していました。

しかし専門外なので1セット作るのに時間が掛かって仕方ないのと均質な製品を作る事が出来ない事に若干の不満を感じていました。

 

ご契約頂いた社寺建築のプロの方にも「ワシやったら取っ手をもっと格好よく作るけどね」と言われたことも納得です。

ですので、今回から取っ手の製造は近所の腕の良い宮大工さんの時間が余裕ある時に作って貰えるようお願いしちゃいました。

僕が必死になって作るよりも、プロが作る方が絶対クオリティも良いし何より僕の製造時間を短縮できることが嬉しい。

 

同様に内部を構成する部品の溶接も近所の製缶業者を紹介して頂いたので試しに外注化してみました。

 

まとめ

すべては、製造品質の向上と積みあがった注文残を速やかに処理するための施策になります。

 

今まではなるべく私の手作業で時間を費やしてでも納得行くまで作っていましたが、料理に例えると材料の皮むきや下ごしらえに該当する作業を外注化する事により、増やす事の出来ない僕の製造時間を確保しようと行動しています。

 

すぐにベストの状態が見つかるとは思いませんが、あれこれ思いついた施策を実行する中で自分のスタイルに合致した方法に落ち着くと思っています。

 

また、現在溶接材料を含む金属の価格が毎月の様に上昇しております。

今まで頑張っておりましたが、去年末から怒涛の勢いで材料の値上げが続いておりますので弊社の対応と致しまして8月に価格改定を予定しております。

 

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© himiel stove , 2021 All Rights Reserved.