ヒミエルストーブ

特許取得済 cyclone stove®の記事はこちら

1年ぶりのSD01製作

 
この記事を書いている人 - WRITER -

年始納品に向けて11月初旬から着手していたSD01の製作がやっとフィニッシュしました。

去年の9月に広島の大崎上島へ納品して以来、約1年ぶりの製作なので手順なぞは忘却の彼方へ行ってしまっているから部品を片手に気持ちを新たに製作しました。

若いころは必死に手順を覚えて再現する事を正しいと思っていたのだけど、今は忘れても良いのでフレッシュな視点を持ち新たなアプローチが出来れば良いと考えています。

なので前回納品した図面で部品を注文したのだけど、改めて今の視点で見てみると寸法を変更しくたくなる部品が出てくるので大幅な手直しが発生しちゃいました。

しかしそれは前向きな改善なので、手直しがどの様に効果を発揮するのか非常に楽しみでもあります。

 

ヒズミとの格闘

とにかく形状が特徴的なので溶接によるヒズミを制御しないと全体の納まりがつかなくなるから、素材の段階で治具を使いヒズミを抑制します。

初号機を作った時はそんな事も考えず気持ちだけ先走って作ったので後半に進むにつれ非常に難儀しました。

写真だけでは分かりずらいのだけど溶接を行った後のサンダー掛けの距離が長いのが特徴で、1日中サンダー掛けをすると非常に体力を消耗してしまい帰宅するとすぐに寝ちゃいます。

去年までφ100のサンダーを使い地道に削っていたんだけど研削速度が遅く、時間ばかり浪費してしまうので今年からφ150の大きな物を使う様にしました。

たった直径が50㎜大きなだけと感じるかも知れないけど、サンダー自体の重量も2倍以上あるから重みを利用する事で体感速度は以前の2倍。もうじれったくて昔の道具には戻れません。

 

昔は薄いマスク1枚で仕事していたけど、安全対策もしっかり行った方が良いかと思う様になりこんな格好で削ってます。

頭にかぶっているのは溶接頭巾と言い、首元まですっぽりと覆ってくれるので粉塵が体に付着するのを防止してくれるから僕のお気にいりアイテムです。

 

箱形状だと組み付けるだけで完成しちゃう脚だけど、これは後から取り付けなきゃ駄目なので原寸を書き下ろして狙った形状に仕上がる様に組み付けています。ちなみに、本体の下に設計高さの鋼材を敷きこのまま溶接すれば製品寸法が完成する様に作ってます。

 

まとめ

完成した後は燃焼テストを実施しました。

今回の製品から燃焼室遮熱板の形状をKD01の熱対応を横展開したり、熱による溶接割れ対策、ヒートライザーの摩耗対策等、更なる製品の寿命アップを目論んだ改造を盛り込んだので納品してから数年後のレビューが楽しみです。

 

ずっとKD01ばかり作っていたので忘れていましたが、SD01も見どころ沢山でいい所あるんだと再確認です。

特に、エアーの回路がシンプルなので立ち上がりが早いし本体背面からじんわりと輻射熱が放熱されるのが心地よい。

点火してから4時間経過してもガラスは一切曇らず真っ赤な熾火をしっかりと目視できたし、工場の電気を消してストーブの炎だけ見ているとTVの映像化と思うくらいクリアな視界で炎を楽しめるのが良い。

自分では認知出来る違和感が一切ない状態に仕上げる事ができたので、後はお客様がどのように感じて下さるのか楽しみです。

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。

Copyright© himiel stove , 2021 All Rights Reserved.