ヒミエルストーブ

特許取得済 cyclone stove®の記事はこちら

SD01の完成とテストから価値観と価格について考える

 
この記事を書いている人 - WRITER -

5月に製作を開始したSD01も無事に完成してテスト燃焼を終える事が出来ました。

前回テストを実施したKD01よりサイクロンチューブの受け台も変更して更なる寿命アップを提供出来るようになったので安心して末永い運用を提供できると思います。

今週は塗装を行い、乾燥してからタッチアップで細部の仕上げを行いすべての部品を組み付けて燃焼テストを実施しました。

 

本体の作り込み自体は既に完成しているので、今更ながら心配になる事は皆無で自分が見落としているかもしれない部分が有るかのチェックが主眼になっています。

新規開発の不合理

自分なりに完成形に近づいたと考えるまで製品の品質を高める事ができた今だからこそ、改めて新規開発のフェーズを振り返ってみると、新商品開発は経済的合理性に乏しい行為かも知れないと感じます。

なぜなら、世間では一般的とされている構造に違和感を感じ、自分が欲しいと望む機能を求めて新規開発を完了しても比較対象となる製品が無いので提供できる価値(バリュー)を言葉で伝える事が非常に困難です。

製作者バイアスが掛かっているのは自認していますが、燃費性能と熱交換効率の性能は市販品の中でもトップクラスをたたき出しているんじゃ無いかと密かに思っています。

 

しかし、多くの人は構造に興味がある訳では無く、デザインや得られる便益に興味がある訳で、そのデータは過去にお買い上げ頂きましたお客様にお伺いすれば良いので来シーズンの宿題ですね。

 

話が横道にそれてしまったけど、新規開発には失敗と改善のサイクルを回すフェーズが必ず必要な訳で、僕の製品も外観は一緒に見えるけど数えきれないほど細かな改良を施し、部品点数を増やして現在に至ってます。

 

それまでの時間とコストを考えれば、誰かが作っている製品を完コピする方が圧倒的に有利なのは間違い有りません。なので企業間競争では後追いのコピーキャットが有利な場面が多いのも納得できます。

 

価値観が行動を決定する

なので多くの製品は(実際は機能が似たり寄ったりで大きな差が無くても)デザインや広告、販売店の系列事情などでお客様へご提案している事が多々あるし、それは薪ストーブだけじゃなく生命保険や家電製品などでも一緒。

では顧客はなにで購入を決定するのかと言えば自分の価値観に引っかかるフレーズを拾って判断の補助としている場合が多いと推測します。

例えばローコストが命題であれば値段の安さが一番の関門になります。

 

この話題は僕が得意で、自分の恥を晒すことになるのですが2年前軽トラの乗り換えで痛い勉強をしました。

当時の僕は有難いことに薪ストーブのお客様が増え、どうしても4WDの軽トラが必要になりました。しかし、軽トラなんてどこで買っても一緒だと安易に考えメルカリに20万円で出品されているアクティトラックを購入しました。

しかし、安いのには理由が有って乗って帰る途中から不具合を多数見つけてしまい結局修理に20万円を費やしても信頼性を回復するまでに至らず結局新車に乗り換えました。

お馬鹿さんの僕は20万円の中古車も新車も同じ位信頼性が有ると勝手に思い込み手痛い失敗を起こしたのです。

仕事で遠方に移動する事も多いから移動手段の信頼性が一番大切だし、出先でトラブルが発生すれば低価格のメリットなど一瞬で吹き飛ぶことに目が行きませんでした。

 

ここで得た教訓は、価格が提供する価値と言う物が有り、自分の価値観が物の価値を判断すると言う至極当然の摂理です。ちなみに僕の軽トラは130万したけど、今は安心して移動できる良い買い物が出来たと思っています。

まとめ

僕の軽トラ選びも薪ストーブ選びも一緒で、値段と価値っておおよそ相関係数が一致するので後は自分の思いで選べば間違い有りません。

 

しかし全てを網羅的に知る事は時間の制約が発生するから、車に関しては行きつけの車屋さんに全てお任せしています。僕がお願いしている車屋さんには絶大な信頼を寄せているので、社長がこれ良いですよ~とか、ご提案を頂いたらアドバイスを忠実に実行します。

なので分からない分野は、信頼できる業者を選ぶことが出来れば仕事の8割は終わったと同義と思ってますし、低価格を追求しすぎて自分で突っ走ってしまえば僕の様に後悔する事も有るので、そんな時は誰かに相談する事をお勧めします。

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。

Copyright© himiel stove , 2022 All Rights Reserved.