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どうやって作るの?脚の製作

 
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今回の特注で一番大きな山場が脚の製作です。

施主様から本体と同じ様なラウンド形状を依頼されたのでOKですと返事はしたものの、作った経験が無いので本当に作り上げる事が出来るのか未知数。

とにかく現物を目の前に思案しながら仕上げて行くしか解法はありません。

裏返しでの作業

先ずは外側を面一に仮止めして大まかな形状を作って行きます。

 

段差が有ると仕上がりの見栄えが悪くなるので慎重に溶接しました。

 

ロール曲げは100%寸法が出る物では無いので、本体の外周を基準にジャッキで押すなどしてぴったりと合わせます。

 

今回は正面から見て脚の幅が30㎜に仕上がる様設計してます。だから、外周の内側にもう一個ロール曲げを入れて筒を作る為に中に入れ子を作りました。

 

アップの写真がこちらになります。

脚の上下にストッパーとなる切り板を挟みこむ事でしっかりと寸法を出すだけでなく太鼓形状を作って強度も確保します。

素材の間にタップ加工も行い本溶接へ向かい着々と作業が進行して行きます。

 

後は溶接をするだけ。と言ってしまえば簡単なのですが距離も長いし仕上げに全て接合面を削らなければならないので大変なのです。

 

本体を溶接する場合この様に横倒しにしてクルクル回しながら溶接して行きます。

 

本体の底には逆さまに吊り上げるアイボルトを取り付け、姿勢の変化を安全に実施できるようにしました。アイボルトのネジはそのまま底面遮熱板取り付けブラケットへ流用するので視覚的にも全く影響なし。

 

全ての溶接が終了すれば後は気の済むまで綺麗に仕上げて行きました。

夏本番の物凄く蒸し暑い中での作業は体力を奪って行くので長時間は出来ません。

 

そして出来上がった形がこちらになります。

なんだか海外製のストーブみたいな存在感にちょっとびっくりしました。個人的にはとてもカッコいいと思ったのが素直な感想です。

 

まとめ

今回はデザイナーである友人からの希望で特注部分を作りました。

自分一人の思い込みではこの形状を作ろうと言う考えすら思いつきません。なぜなら製作する手間も材料も増えるし、過去の延長線上でも全く問題無かったからです。

一種のバイアスが掛かり新たな挑戦に躊躇していました。

 

しかし、僕が気づかない視点で注文して下さったことにより、デザインで見え方が大きく変わると学べた事が大きな気づきです。

今回は燃焼室やガラス面積を拡大する為、設計の時間を多く費やした事も良い思い出です。残りのパートもあと僅かだから仕上がりを楽しみにして先へ進もうと思います。

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