ヒミエルストーブ

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納品スタイルの改善

 
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基本的に毎回納品は約300キロあるストーブを台車に乗せて搬入しています。

トラックの荷台からお部屋の中までは対荷重300kgの台車に載せて移動し、炉台の上に乗せてからは櫓を組んで本体を下ろします。

台車も自作から、重量物対応のウレタン車輪台車までいろいろ試しましたが、金象印の台車が今のところ1番振動も少なくて動きも軽く使い勝手が良いです。

しかし毎回納品のたび、長い単管足場を使ってお部屋の中でやぐらを組み上げることにやりにくさを感じていました。

特に足場の先端で屋根を傷つけてしまわないか心配だったし、トラックから設置場所まで部材を何往復もして運び込むことにストレスを感じていました。

今まではストレスを感じながらも、納品までの時間が短くまた何とか作業自体は実施できたので改善を後回しにしていました、しかし10月から年末まで納品が続くので少しでも作業の負担を減らすべく改善策を試してみました。

 

最初は油圧システムやギアジャッキを使った複雑なシステムを考えましたが、現場で組み立てるのが面倒なので結局今まで通りの単管足場を使います。

部品を運び込むのが面倒だけど、ハンマーを打ち込むだけで簡単に強度が出せるクサビ足場はなかなか秀逸です。

工場に在庫してあるKD01初号機で吊り下げの実験を行ってみました。

このストーブはメインの暖房器具としての出番は少なくなりましたが、このような場面で活躍してます

 

お部屋の中で長いまま足場を使う理由は、レバーブロックの釣り代を稼ぐためなので、枕木で高さを稼いで見て実際の感触を確認。

筋は良いと判断したので、この方法をしばらく試してみようと必要な長さに足場をカットして全長を短くしました。

次にSD01の吊り下げ実験を行いながら問題がないか確認です。

足元のジャッキボルトの高さを現場で計測しなくてもいいように、黒スプレーで高さをマークしました。小さな小技ですが現場での確認作業が不要になるので大切なポイントかと思います。

写真ではわかりにくいですが、約40センチ足場を短くしたおかげで重量も軽くなり以前と比べれば作業負荷がかなり軽減されると期待しています。

使用するレバーブロックも、以前は500キロのものを使っていましたが容量が少し足らないと感じるので750キロのものを準備しました。これで次の現場は以前よりも少しは楽に狙った場所へ設置できることを期待しています。

 

最初プランを想像しているだけの時は、あれこれ頭の中をアイディアが浮かんでは消えて行き考えが収束することは無かったけれど、実物を見ながら手を動かすと頭の中とは全く違うアイディアが浮かんでくるので、考える事は否定しませんが現物を利用してのブレストがいかに効果的か再確認です。

 

 

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