ヒミエルストーブ

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現場へ下見に行く

 
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先週の土曜日、施主様と工務店さんの3者立ち合いで現場下見に行ってきました。

設置予定場所は大規模なリフォームを実施する予定なのでストーブ設置に関する造作を工務店さんへ説明すると同時に現場寸法をスケッチして帰宅してから作図を行います。

施主様のご希望で今回はリビングの飾り棚スペースを全て取り払い薪ストーブ設置場所へと改造する予定になっております。

この場所に設置するのはOKなのですが、既存背面壁とストーブの距離が近いのが僕が一番気になるポイントでした。遮熱壁を2重にするなどの対策を施す事で十分クリアランスが出来るのだけど僕の感覚からすると背面よりもう少し距離を取りたいので図面を書きながらなんとかならない物かと思案。

まず最初に考えたのは45度エルボを組み合わせて145ミリ手前へ移動する方法です。これなら何の不具合も無く簡単に設置する事が出来ますが部品点数増加によるコストアップがネックなのでひとまず保留します。天井高さまでの制約の中で45度エルボを2つ使用して前に移動させる為には短い煙突を組み合わせないと上手く収まらないので部品点数がどうしても増えるのです。

何とかならない物かとしばらくぼんやり考えると、本体が丸いSD01の特性を利用していつもは30度で製作している煙突取り出し位置を、40度の位置へ移動させることにより背面壁との距離を確保できることに気が付きました。

最初は固定観念で煙突取り出し位置を変更するなんて全く思いつきませんでしたが、気づくと当たり前の様に感じてしまうのだから不思議な物ですね。

真っ過ぐ一直線に煙突を積み上げるレイアウトはシンプルだしお掃除も楽だし、おまけに導入コストもセーブできると45度の組み合わせより良い事ばかりなので採用決定!

この様に品質を落とすことなく、アイデアで構造の工夫を行い施主様へメリットを提供するのがプロの仕事かと思ってます。

とても簡易なイメージだけど、この様な感じでチムニーボックスを造作してもらって煙突を施工する様に工務店さんへ図面をお渡しして説明しました。

今回の現場で気づいたのですが、僕が使っている3Dキャプチャーアプリでモデルだけ背景からトリミングしてデータを準備すると背景にストーブを重ねてARを作る事が出来ます。

何の事かと実例を挙げて説明すれば、写真の様に3DのSD01を準備して工場をカメラで撮影すると、実在しないモデルが画面上に存在するのです。正面からみた感じだけでなくストーブの周囲360度を回ってもまるで設置しているかの様な画像を見る事が出来るので、次回現場へ行った時にお客様へ見て頂こうと思います。

 

そんな訳で、工場で製造に勤しんでいる傍らで次なる現場の下準備を行いすべてが順調に漏れなく回る様にお仕事してます

 

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