だれもがお得に薪ストーブを運用できる秘策は?
答えを先に言っちゃうと「しっかりと乾燥した薪を使用する」
もうこれ一択。
どんなにお金をかけメイスンリヒーターや舶来の高級ストーブを入れたって、湿った薪を使うと運用は可能だけど満足のゆく環境を手に入れることはできません。
こちらのリンク先にある木材チップの含水率に関するPDFをザクっと読めば、なるほどと理解できるでしょう・
http://zmchip.com/houkoku232.pdf
特に10ページのfig2-4-1に記載されている含水率と発熱量の関係を見れば、湿量基準含水率15%と30%を比較すると含水率が30%の場合15%の薪を使用する時と比較して発熱量が22%も少ない。
別の言い方をすれば、乾いた薪と同じだけの暖かさを生み出そうと思えば約2割増しで薪を消費しないとダメという事になる。
こんな数字を羅列しても今一つピンとこないのは昔の私も同じでした。
去年1つだけ湿った薪を保管していたパレットを使ったら、その時だけ暖かく無かったんです。炎は見えるしちゃんと燃えているんだけどいつもの輻射熱を感じる事が無くて暖房能力に不満を感じました。
そして、湿ったロットを使い切り2年乾燥した同じ樹種を使うとそれまでの不満が嘘のように解消したので薪の乾燥が如何に大切か肌身で感じました。
なので、機種やブランドにこだわる事も大切だけどそれ以上に乾燥した薪を使用するというのはとても大切だし、湿った薪を継続的に使用するという事は楽しく運用できる時間を失ってしまうので損だと考えます。