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SD01燃焼テスト

 
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やっと12月に納品するSD01が完成しました。

私の記憶が確かなら10月初旬に材料を組み始めたのだけど、他にも処理すべきタスクが多く納期も近づいてくる中でヤキモキしていたけどこれでもう安心。

今回は塗装を従来と異なる時間に実施したので仕上げに自信あり。

塗装って単に黒塗りするだけに見えるけど、実際はとても繊細な作業。

塗料の粘度や濃淡、塗装機の風量などを感覚で調節して表面がしっとりと仕上がるように吹き付けます。 

そしてここが大事なんだけど、しっかりと塗ったと思い込んでも擦り傷や塗り残しなどのタッチアップが発生した時、いかに仕上げるかが腕の見せ所であり今年の課題でした。

特に塗装をうっかりと引っかいたりしちゃうと塗膜に段差が出来てしまい、上から塗装を行っても段差がくっきりと判明するので昔はパネル1枚すべて塗りなおしてました。

しかし、今は焦ることなく1晩乾燥して塗膜を固定した後耐水ペーパーで段差を綺麗に取り去ってから再塗装すれば目視ではタッチアップが分からないくらい上手に補修できます。 

コツがあるとするなら塗装が固定するまでは焦らずに放置。

早く修正したいと思う気持ちが空回りして余計に深みへハマった事も忘れるくらい経験したのも良い思い出かな。

燃焼試験はいつも通り煙突を組み付け、工場の中で実施したけど良い感じで燃えてくれます。

製品で耐火レンガを構築したのは2機目にあたるのだけど、心配事や不満が一切なく理想とする燃焼を継続してくれるので安心して納品できる。

今回納品する現場は過去にない特殊な形状で、ストーブ設置場所へ単管足場でやぐらを組むことが出来ないし、多人数で抱えて設置する事も不可能。

おまけに駐車場から玄関までは未舗装の土間と言いますか、お庭なのでいつもの通り台車に乗せて設置場所で台車から下ろす作戦は採用できません。

写真はアイデアが固まり実験している写真だけど、形になるまでに4~5パターンの実験を行いこの形に行きつきました。

いつも単管足場で実行しているストーブの昇降はジャッキボルトで行い、水平移動は本体底面に入る幅の台車で実施。 結果だけを見たらだれでも思いつきそうなんだけど、何も参考になるものが無い所からここまで到達するってちょっと悩むのよね。

台車の素材1つ決定するのも、板で荷重に耐えるのか分からないし台車の長さもどのくらいが最適かなんて全く不明。

そんな時はとにかく思いついた事を実行して操作感や利便性を確認した後、違和感を修正するサイクルを回せば多くの場合良い感じに収束するのが不思議。

そうこうしていると、現場へ設置する煙突も入荷したので後は現地に設置する防水板金を作るのみ!

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