ヒミエルストーブ

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SD01のテストを実施

 
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4月中頃から製作に勤しんでいたSD01が出来上がったので早速燃焼テストを実施しました。

今回も外観は従来と同一ながら、少しだけ仕様変更を行ったのでどの様な効果があるのか私自身興味があったので、久しぶりにじっくりと燃焼を鑑賞しました。

やっぱり、新バージョンは格段に良いです。(個人的な趣向100%)

勢いよく炎が燃焼室からヒートライザーへ吸い込まれ、あっという間に煙が燃焼するのでガラスから炎の動きが手に取る様に見えるのが良い。

炎の動きと言うのは、炎が動くのではなく空気の流れに炎が流されている状態なので、大切なのは空気の流れをデザインすると言う事になる。

では従来の設計と何が異なるので良くなったかと言えば、もう理由は明快で「耐火レンガ」を内部に搭載したからです。

過去10年間、スチールで頑張ったけどいくら考えてもスチールの限界を超える事が出来なかった。私自身の不出来が有る事を前提としても、スチール系素材のヒートライザーは高温を連続で維持する事が苦手なのでどうしようもありません。

おまけに、私は使用しませんでしたが鉄を使用するとヒートライザーの温度が狙った値まで上昇するのに非常に時間を必要とするなど弊害が有ったのも事実。

約10年前はサイクロン燃焼に熱を上げて沢山実験を行い、特許まで取得したけど今になって振り返ればサイクロンを使用しなくても耐火レンガを使用する事で、サイクロン以上の性能を出す事が余裕で可能になりました。

そして、蓄熱ストーブを作った経験から、炎がレンガや鉄に衝突して熱交換を行う一連の流れをイメージ出来るようになったので、設計の中に自分の欲しい機能を搭載する事が可能になりました。

一般のユーザーが気づかない、もしかしたら製作者ですら気づいていない炎の動きや動作の核となる大切なポイントなどを推測する事で顧客の幅広い要望の中から幾つかの選択肢を提案できるのが私の強み。

4月は蓄熱ストーブでサウナを作り遊んでいたけど、実の所遊びの中から沢山の学びを得ていたので仕事ばかりに没入するのも良いけど視野を広げるために時間の余裕を持つ事も大切だと感じます。

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