今回製作したSBの狙いは、よくある鋼板製の直接的で痛いと感じる強力な輻射熱を楽しむのではなく暖められた石の放つ柔らかな暖かさと蒸気を楽しむ為に作りました。
そのため特徴的なピラミッド型を採用しているのですが、この形にもしっかりと意味が有るのです。

よく見る天板がフラットで大きな面積の薪ストーブは、ロウリュウに使用する石が天板に乗っており石を暖める効率は良いのだけど主に水を掛けるのが天板の人が多いので蒸気発生面積に制限が発生するだけでなく、同じ場所に水を掛け続けると石が冷めてしまいます。
要約すると、通常のサウナストーブは天板の上にある石を主に使うのでメリットもあるけど使用できる面積に制限があると考えました。

それに対してSBは熱と急冷による天板が破損してしまう問題を避けるため、天板面積を限りなく小さく設計しているので通常のサウナストーブの様に天板を使った石の加熱面積が少ない。
ではどうするのか?
答えは簡単で4方の側面を有効利用すればいいのではと思いつきました。
通常の薪ストーブは天板が最も熱くなる設計になっているのだけど、SBは側面の発熱量が多くなるよう内部抵抗を配置しているので天板面積の少なさをカバーできると考えた。

サーモカメラで設計の検証を行ったところ、概ね狙い通りの性能が出た事を確認して安堵。
ストーブの側面の石が満遍なく温まると、天板だけよりも暖房やロウリュウにに使える面積が広くなるので効率の良い温浴環境を実現できると思ってます。
初回実験の動画がこちら、実のところこの後さらに石を暖めたらもっと蒸気の勢いが良くなってあっという間に石が乾いたのだけど撮影するのを失念しておりました。
私の考えた側面利用のイメージをお伝えできれば幸いです。

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