ヒミエルストーブ

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北九州からのお客様

 
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昨日はお客様が北九州から所用のついでに新幹線でヒミエルストーブの見学にお越しくださいました。

新幹線や電車で見学にお越しくださる場合、事前に連絡を入れてくださいますと姫路駅までお迎えに行きます。

お客様の抱える大きな課題

お客様は国産の中型薪ストーブを2シーズン使っていらっしゃるのですが、どうやっても解決できない課題を抱えていました。

それは、薪が爆速で燃え尽きて炭も残らないと言う、実際に使用して初めてわかる薪ストーブあるあるの1つです。

 

メーカーのカタログには人気No1とか炎がよく見えますなどと記載されているけど、実際使ってみると尋常じゃ無い早さで薪が燃え尽きてしまうので何とか燃焼を遅くしようとダンパーを絞ると、ガラスにエアカーテンが付いていないから正面ガラスがタールのようなススで真っ黒になるそうです。

ヒミエルでも1度だけそんな状況を実験してみましたが、まぁ分厚いタールが耐熱ガラスにべっとりと付着して掃除するのがものすごく大変だった。

そんな大変な作業を毎朝していると、もううんざりしちゃうそうです。

販売店に何とかならないの?と相談しても埒があかず、大飯ぐらいの薪ストーブが消費する大量の薪を準備することがストレスになってしまうと仰っていました。

薪ストーブ難民

薪ストーブにあこがれて導入する人は多いけども、想像以上の薪の消費に供給量が追いつかず、2~3シーズンで薪ストーブを使うことをあきらめてしまう人のことを言うらしい。

少しの誇張も無く言いますが、薪ストーブって本当に沢山の木を消費します。

こればかりは言葉で聞いても理解できないと思うし、せっかく作った薪があっという間に減って行きシーズン後半に薪の残量が少なくてハラハラする経験をしないとわからないと思う。

 

ストーブの性能や煙突、値段などは数値で事前に確認できるけど薪の消費量は実際に使ってみるまでは分かりっこないし、販売店も胸を張って宣伝しない。

良心的なストーブ屋さんはそんなストーバーも楽しめるように薪を作って販売まで面倒見てくださっていますがそんなところばかりじゃ無いから、導入してからも運用して行くサポートがあるショップを選ぶ選球眼が必要なんじゃないかな。

 

僕の知り合いもホーローの外観が綺麗なやつやオートダンパーが搭載されたモデルを使っていますが、どちらも1シーズンを薪だけで賄うと、びっくりするくらいの量を2年前から準備しなくちゃなりません。 

 

すべて自分で薪を賄うとすると、玉切り、運搬、薪割り、2年間の乾燥、そして家へ運搬。

チェーンソーや薪割り機の導入など直接的には見えない多くの労力と初期費用が薪には投入されています。

問題を解決できる方法を発信

過去の記事でヒミエルストーブKD01は1時間連続燃焼が可能です。そんなことを書きました。

こればかりは、実際に見学して頂き感じてもらうしか方法が無いのですが、今回もお客様の前で2本の広葉樹で1時間連続燃焼をご確認頂きました。

ご自宅で実際に使われているストーブと、KD01の燃焼スピードがあまりにも違うことに驚かれまた性能に満足頂きました。

 

実際に使われて、比較する基準を持っている方ほど僕のストーブがゆっくり燃えて行くことに驚かれます。

毎日薪棚から沢山の薪を部屋に運び込み、20~30分おきに薪を追加しないと火が消えてしまう、薪ストーブの世話に疲れるような環境とは真逆の、自分のタスクを中心に据えて薪ストーブの世話は最小限。

そんな生活をご提案できることを目指してここまで作り込んできました。

まとめ

有り難いことに現在のストーブと入れ替えで、11月に北九州へ納品させて頂く方向で話が進んでおります。

煙突は本体出口から高木の2重煙突を選んで頂いたので、今までとは全く異なる薪ストーブライフを楽しんで頂けます様に精一杯良い物を納めたいと思います。

 

そして、誰かと競争するのでは無く、問題を抱え、その解決方法を探している方へ情報を発信して行く大切さを再確認できた大切な経験に感謝です。

 

 

 

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