シーズン本番、連続燃焼で使い勝手をチェックする

 

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今週は寒気が流れ込んで今期で一番の冷え込みになりました。 朝、工場の気温は-3度でとっても寒かったです。

そして、寒さも本番になった所で今まで散々改造し尽くしたKD01を主暖房に連続燃焼で使い勝手を検証してます。

結論から言うと、燃焼と暖房性能に関して不満は見当たりません。 燃焼室におき火が有る状態を維持しながら薪を追加すると煙の発生もほとんど無く、本体から輻射熱が広がり、そして薪の燃焼速度が遅い。

設計段階から、この状態が欲しかったんです!

正直言うと、KD01の改造が完了するまでSD01の方が煙の発生も少なく点火も含め運用が楽ちんだったのでメイン暖房はSD01でした。

所がどっこい、バージョンアップ工事が完了したKD01はSD01と同じ位高性能になったので優劣が付かなくなりました。

唯一コツが必要な焚き付け

細かな説明は抜きにして、動画を見て頂けば一目瞭然。

必ず燃焼室の一番奥で焚き付けを行います。一番奥が暖まってくると、強力な上昇気流が発生してスムーズに煙突から煙が排煙されます。

寒さに震え、とにかく早く暖まろうと思って燃焼室で火をおこしてしまうとヒートライザーや煙突内部の冷たい空気が排気抵抗となって上手く燃えないだけじゃ無く、本体の隙間から煙が室内へ漏れ出します。

だから、焚き付けは本体の一番奥からスターとして徐々に燃焼室へ火を大きくする感じに焚きつけます。

この方法を徹底するようになってから、焚き付けのストレスが霧散するだけじゃ無く煙の発生も少ない理想的な着火が可能になりました。

立ち上がりは煙突から水蒸気が発生

焚き付けが終わると、薪を追加して巡航運転に入るまで温度を上げて行きます。

薪の燃焼エネルギーを本体に吸い取られるので、冷え込む朝晩は煙突から水蒸気が発生します。 通常型の薪ストーブは排気温度が高いので水蒸気の発生が少ないのですが、ロケットストーブは煙突から排出する暖気が少ないので水蒸気がモクモク発生します。

どんなに乾いている木でも、大体15%くらいは湿度を含んでいるので排気温度が低くなると水蒸気が発生します。

個人的な意見ですが、煙突から排気する熱が勿体ないと考え廃熱回収装置などを追加する事も可能だけど、排気に含まれる水分が煙突内部で結露して木酢液がじゃんじゃん発生する状況が嫌なので僕は排気温度は2重煙突で保温して排出する方法を選択しています。

そして巡航運転

煙突から何も出ないので、火が付いてない写真と違いが分かりませんね。

少し引いたアングルで全景を撮影すると、火がよく見えませんでした。本体後ろのアルミダクトは、外気導入のダクトになります。

一旦巡航運転に入ると、吸気レバーを半分絞ってエアカーテン側の空気だけ供給し、排気ダンパーを30度位絞って運用します。

あとは大きめの薪を適当に放り込み仕事に没頭しても、緩やかに連続燃焼を継続します。

まとめ

焚き付けだけを丁寧に行えば、驚く程コントロールフリーの薪ストーブだと言う事に気付きました。

大きな炎を鑑賞する舶来品のストーブも素晴らしいですが、燃焼の構造はすべて同じに見えるし今の私には魅力を感じません。

理由は2つ有って、煙突から排出する熱エネルギーが多いのと、薪の燃焼スピードが速い。

気に入らない部分を解決したストーブはどこにも売っていなかったので、世の中に売っていない薪ストーブを作り上げました。

 

今はKD01の2号機を鋭意制作中です。

初号機の経験や韓国で得た知見を構造に盛り込みさらなる性能UPを目指しているので、試運転が楽しみです。

 外観の仕上げは特に気を遣い、見た目の美しさも求めているので時間ばかり掛かってしまいます。

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