煙突の壁だし実験

 

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かねてより実験してみたかった、煙突壁だしレイアウトの燃焼実験をしてみました。

結論から言うと、横引き2Mだと本体が暖まれば問題無く性能を発揮できます。

壁だしレイアウトの配管

煙突の壁だしレイアウトで薪ストーブがしっかり燃焼するのか?

去年から実験してみたいと思いながら、ダクト配管が面倒だったので放置していました。

しかし今年モデルの実験が思いの外サクサクと進み時間に余裕が出来てきたので、横引配管に着手する気分になりました。

 

今まですべてこの様にまっすぐストレート配管で実験を行い問題無く燃焼しました。

工場の実験はシングルですが、木酢液の発生や消防上の対策の為実際にお使いの場合は2重煙突を推奨します。

 

横引き2Mの配管で実験する為、邪魔にならない適当な場所を探すと何となく工場中央の柱が目に付いたのでダクトを置いてみる。

この当たりだと油圧プレスの背面で邪魔にならない事を確認し、早速作業に取りかかりました。

H鋼に直接固定するのは高所で溶接しなきゃならないのでパスして、柱の横に在庫してある鋼管を立てて、鋼管にダクトを固定してみた。

現地で組み立てると面倒な事になるので、あらかじめ床の上でこの状態まで作りホイストで吊り上げクランプで固定します。

 

そして横引き部分の配管に取りかかります。

 

工場にある適当な部品を寄せ集め、配管を吊りながら伸ばしてゆきます。

最後に、本体を移動してダクトの長さを合わせて完成。

2時間位の作業で実験の準備が整いました。

燃焼実験

さて、本題の燃焼実験。先ずは焚き付けに着火です。

ロケットストーブの最大の弱点はこの焚き付けと言っても過言では有りません。

煙突内部に冷えた空気が漬け物石の様に滞留して煙が煙突先端から抜けないので、煙突の先よりも抵抗の少ない部分から煙が噴出します。

具体的には、煙突の継ぎ目から煙が漏れたり、扉から逆流したり、焚き付けが消えたりします。

 

初期の頃はこの様に焚き付けの時煙が逆流してエライ事になっていました。

スタートの条件は配管が長くなって、折れ曲がりが増えて、横引きが長くなるほど抵抗が増えて悪くなります。

こんな煙の逆流が住宅で起こってしまうと悲劇以外の何者ではありませんが、焚き付けの煙逆流問題を解決しない事には気持ちよく使用出来ません。

初期の解決方法は至ってシンプルにこんな感じでバーナーで予熱していましたが、予熱が足らなかったり、冷え込む朝は逆流との戦いでした。

予熱作戦の結果はバーナーを突っ込んで1分位放置する事が面倒なのと、予熱効果が安定しない事が多く満足度40%だったので違う方法を試して見る事にしました。

 

煙突内部直接暖房

本体の焚き口から暖気を送っても途中で冷めてしまうので、バーナーの炎を直接煙突へ送ってあげるという

この方法は結構合理的で、この方法を採用してから焚き付け問題から解放され、横引きもこの原理を採用して実験しました。

しかしこの方法にも課題が有り、ダイレクトに炎を煙突に送ると煙突火災のおそれが有るので対策を施しました。

 

今回の実験でも焚き付けに着火して、炎の勢いが弱くなった頃を見計らいバーナーで暖気をおくってみるとバーナー暖気のお陰で、煙の逆流は一切有りません。

 

 

焚き付けに着火して暫くは、発生した熱のほとんどを本体に吸い取られてしまうので冷たい煙が下向きに下がって来ます。

ロケットストーブ、マスヒーター、オンドル、メイスンリヒーター等蓄熱型の薪ストーブは冷め切ったスタートが弱点です。

 

一旦暖まれば沢山の熱エネルギーを本体にため込むのでいつも通りの力強い連続燃焼となります。

そして、上手に焚けば煙突の先からはほとんど煙が出る事はありません。

 

まとめ

シングルだと煙が冷めるので木酢が発生するのでトレイで受けながらの実験をしました。これは2重煙突の運用で解決するとします。

そして一旦暖まると、横引きを意識すること無く従来と同じ様に使う事が分かってホット胸をなで下ろします。

横引き壁出しでも問題無し!!

以前作った通常型の薪ストーブだとシングル横引き2Mでダンパーを絞って連続燃焼なんて不可能だったので、ロケットストーブの性能を再確認しました。

 

あとは、焚き付けの不安定を解決出来れば完璧なのに・・・

 

そう思って約1年、問題を解決出来る可能性が有るアイデアを閃いたので早速サンプルを作って実験をしてみようと思います。

 

 

 

 

 

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