普通に使って良い感じ

 

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やっと先週、燃焼用空気が少ない事が原因で煙が出やすい&窓ガラスが微妙に曇ると言う困った問題を解決したと思ったので、今週は確認の為連続燃焼で様子を確認しました。

結論から言うと、気になるポイントが無くなって本当に使いやすい薪ストーブになりました。

改造前は焚き付けの時に猛烈な煙が発生して、巡航運転に到達するまで臭い煙が消えることはありませんでしたが、今は以前と比較して比べものにならない位煙も少なくなったし薪を追加してもおき火を冷やさない限り連続して無煙状態を維持出来るようになりました。

写真で振り返る改造ポイント

煙逆流問題

全くの個人的意見ですが、ロケットストーブ最大の弱点は冷め切った状態から火を付ける時の煙逆流問題です。

初めてお買い上げ頂いたお客様も、お部屋に設置した状態で写真の様な煙逆流が発生して部屋中煙だらけになってしまったそうです。 申し訳有りません。

今振り返れば、理由は簡単で冷えた空気が煙突内部に滞留しているので直接暖かい空気を煙突へ送ってやれば良いと分かるのですが、最初は煙が逆流する理由すら考えつかなかったので問題解決は凄く苦労しました。

煙突にバーナーを突っ込んで煙突内部を予熱する実験も今となって懐かしい思い出です。

草を焼く巨大なバーナーで一気に煙突の先まで予熱する方法も試しました。

結局、ロケットマスヒーターやメイスンリヒーターと同じ様にバイパスを設けて、立ち上げの時だけ煙をショートカットする構造に落ち着きました。

バイパスの形状も、色々模索する中で最適な大きさを探しました。

そして、今は少量の灯油を垂らして、バーナーで火を付ければ逆流等一切無く1発で着火OKです。

空気供給量の増加

つい10日前まで焚き付けを行い、正面ドアを閉めると猛烈な煙が発生していました。

丁度このくらいの炎では、本体が十分い暖まっておらずドラフトが弱い事が理由で外部から空気を引く力が弱くて燃焼炉内が酸欠になっていました。

そして、空気の供給面積が少ない事が理由で、一旦煙をくゆらせてしまうと耐火ガラスにタールがビッシリ付着する事も有りました。

すべて、炉内へ空気を供給する供給口が狭かった事が原因です。

 

全て解決して過去を振り返ると、KD01に関して全ての問題は燃焼空気が少なくて酸欠状態なのが原因だったので、その様な理由を特定出来れば解法も思い浮かぶのですが、参考になるデータは燃焼する炎の動きと煙しか無かったので原因を特定するのに半年も費やしてしまいました。

 

外気導入口を設けて、燃焼室まで長い空気供給パイプは予想以上に管内抵抗が大きかったです。

 

比較対象群が無ければKD01が中途半端でも最高だと思い込めるのですが、空気の導入がシンプルなSD01と比較すると明らかに性能に差が有ったお陰でSD01をベンチマークにKD01を改善しました。

誰も不具合の原因など教えてくれないので、原因を推測し、対応を考案して部品を作り、ストーブを改造して1日をかけて実験を行い効果の確認を行いました。

 

それだけの労力をつぎ込んでも結果が出るかは全く別の話で、失敗が続いた時は本当に落ち込んだのも良い思い出です。

そして今

理想的に薪の端っこから連続燃焼を継続出来る様になりました。

焚きつけてからの立ち上がりも、炎がストレス無く大きく燃えて行くのが以前と比べものにならない位スムーズです。

 

火力を大きくしたければ薪を足せば気温2℃の工場でも、ストーブの横でお昼寝出来ます。

最初使っていたスキャンのC-1ではお昼寝してたらいつの間にか薪が燃え尽きて寒さに震えて目覚める事が多かったけれど、今はそんな事は無く寝過ごしても薪がゆっくりと燃焼を継続してくれます。

そして、空気の供給量が多くなったお陰でフロント硝子の曇りが激減して、1日中焚いても朝と変わらない位クリアに炎を鑑賞出来ます。

まとめ

完成したKD01は

焚き付けは煙の逆流が無く1発着火で

巡航運転に入れば燃費が良く

広い天板やオーブンで多彩なお料理が楽しめ

外気導入対応なので高気密住宅でも導入出来

1本のレバーで2系統の空気を調整出来る

僕が理想としていた薪ストーブに到達出来ました。

 

細かい所を言えばもっと有るけど、とにかく暖房器具の性能は必要とする機能は全て押さえたと自分では思っています。

一旦巡航運転に入れば煙が少ないので、今は台車に乗せて自分の作業エリアに合わせて移動して使っています

今の状態が良いと分かるのも、悪い状態を知っているからこそ認知出来るので、悪い状態から改造して仕上げる事が出来た経験は大きな財産です。

そして、自分では最高だと思い込んでいたけれど中途半端な製品をお客様に納める事がなくて本当に良かったです。

 

 

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