一手間を惜しまず作業進行中

 

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遠方からのお客様が訪ねて下さったので、毎週金曜日のブログ更新を怠ってしまいました。

週に2本位更新したいのに、時間のマネジメントが上手く出来ずにもどかしいです。

本体の組み付け

先週の記事は本体の底面の部品を載せただけの写真で終了でしたが実際に納品する姿がこちらになります。

四角い箱が外気導入口も兼ねた箱になっていて、ここから空気を吸い込み燃焼室へ空気を送ります。

アップの写真はこちら。本体内部を30mmの空気層を設けた2重構造にして、さらに20mm離隔して遮熱板を設置。

3重の遮熱効果で、8時間連続燃焼しても床は素手で触れるくらい冷たいです。 

けれど、燃焼室に灰が積もっていない状態では床が熱くなるので床の養生は必須です。

テスト作品の頃はこんな感じでした。

一番上の箱が外気導入だけど全く非効率。

本体底面に貼っている角パイプが空気の通り道なんだけど、空気の供給量が不足していました。

最初は何が正解なのか分からないので、こうやって最適と考えるテスト品を完成させ、地道な改善作業を積み重ねることで製品の性能が輝き出すと思います。

僕のブログを見て誰かが真似したとしても、サンプルを作り問題を検出して更に改善を重ねるプロセスは個性が出るので公開することに全く躊躇はありません。

大学の論文と一緒で、ここまでは僕が頑張った成果をシェア出来れば良いと思うし、自分一人だけのアイデアだと頑なに秘密主義に走れば結局個人プレーで終わってしまう。

 

個人プレーが好きな人はそれを選べば良いけど、僕は楽しく和気あいあいと過ごしたいので誰かのお役に立てれば、いつか自分にも良いことが起きると思っています。

ガラス組み付け

ガスケットの端がほつれるのが嫌なので耐熱ガラステープを巻いてほつれを止めます。

薪ストーブ業界では余り使っている人を見かけませんが、本業のエンジニアリングでは熱処理炉のメーカーの人が良く使っています。

製鉄所にも出入りしている築炉のプロが使う道具はどれも興味深く、チャンスがあれば部品の使い方なんかを教えて貰っています。

 

そして、ガスケットをなしにすれば良いかと言う考えもありますが、収縮率の異なる異素材を密着させた状態で加熱すると鉄は熱で伸びて変形するのにガラスは動かないのでガッツリと固定すれば、ガラスが欠けたりヒビが入ることがあります。

昔押さえ金具にガスケットを入れずに運用していたら、耐火ガラスの端っこが欠けちゃいました。

消耗品の交換をケチってガラスを壊しては本末転倒なので、その後はガラスに触れる全ての面にガスケットを挟むようにしています。

 

市販ダンパーの改造

ヒミエルストーブは排気ダンパーで火力調節するので、排気ダンパーは必須です。

今回は既存のストーブとの入れ替えで、屋根から上の部分は既設の煙突を利用するので使っているのと同じメーカーの部品を顧客支給で用意して頂きました。

 

このように既存の入れ替えでは、既設の煙突と同じメーカーを用意してバイパスの設置加工を行うので少しだけ技術的な難易度が高まります。

そして、このメーカーのダンパーは新品なのに納得がいかない部分がありました。

新品だし、施主支給なのでこんな物ですよ~ と言うことも十分可能なんですが不具合を知って放置する事の方が気分が悪いので、新品を改造しちゃいます。

不具合の理由はこちら、 理解に苦しむ設計。

煙突内部に割りピンが設置されて、ダンパーを動かす度に割りピンが煙突内部に引っかかって傷を付けながら不愉快な音が発生します。

設計と製造、販売に一貫性が無い場合にこんな事が起こりやすいと思っていますが、円柱の内壁に部品を押しつけると必ず傷が付くことを分かっていて放置しているなんて酷い。

幸いなことに分解構造だったのでダンパーを分解します。

対策は簡単で、煙突内部に設置していた割ピンを本体の外に移動するだけ。 たったこれだけの作業で操作感が雲泥の差になります。

メーカーが僕のブログを読んだら真似して対策してねー

だって数回操作するだけで中はこの有様。数年使っていれば煙突内部が削れて穴があいてもおかしくない。

まとめ

このさい、購入品だろうと何だろうと関係なくてお客様へベストの状態を届ける事が出来ればそれが正解なので、これからも気になる物に出会えば躊躇無く改善して行きます。

他にも掃除点検口を過去の製品よりサイズアップで掃除をしやすくしました。

ここまでくれば後は塗装して、遮熱板などの部品を付けて行けば一応の完成になります。

あとはお客様にお使い頂き、どのような感想をもって頂けるのか楽しみです。

 

 

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