完成品の燃焼テストと手痛い失敗

 

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涼しいとは言えども工場の気温は30度くらいで、空調服なしでは過ごせない季節に突入です。

夏は暇かと思っていると全く正反対で、秋に向けて大忙しの毎日を送っています。

完成品テスト

秋に九州へ納品するストーブが出来上がったので、部品を全て組み込み燃焼テストを行いました。

ヒミエルの方針はテスト燃焼なしに納品する事はありません。

理由)

お客様の元で不具合が発生するとどうしようも無い

1回熱を入れて焼かないと耐熱ペンキが焼き付く時に猛烈な白煙が発生してお部屋がくさくなる。

以上2点の理由で燃焼テストを行います。

焚き付けから異常事態発生

いつものように焚き付けを組んで点火します。

今までの不具合を全て消し込んだ力作なので、安心して着火しました。

そしてこの後、炎がグングン大きくなって行く・・・ハズなのに何故か火が消えそうになってしまった。

オーブンのニオイ抜き穴からも煙が逆流してくるし、明らかに不具合が発生している。

嘘だと言ってくれーー と若干驚きながら原因を探って行くと、空気の供給が悪いのかと推測してドアを開けると少しだけ炎の勢いが戻った。

えーん(涙)吸気がおかしいのか? やっかいな事になっちゃった。ひょとして外気が熱いので煙の抜けが悪いだけじゃ無いのと藁にもすがる思いで調査しても煙突に悪いところは一切有りませんでした。

Oh my God! テストでこの状態ではお客様へ届ける事など出来るはずも無く、とにかく吸気ラインを調べて行くと・・・・

吸気ラインはどこも全く問題なし。

 

一体どうすれば良いんじゃーと思ったその瞬間、煙突出口のT管に付いているべきキャップが無いことに気がつきました。

そうなのです。

キャップを付けることをすっかり失念してしまい、煙突がストーブ内部の空気よりも本体背面の空気を吸い込んでいた為に良く燃えなかったと言う訳です。

この間は焦っていたので写真を撮る余裕は有りませんでした。

気を取り直して燃焼テスト

キャップを閉めた途端、勢いよく本来の燃焼が始まりました。 良かった良かった。

1回目に投入した薪が熾火になった頃を見計らい大きな薪を投入します。

燃焼室いっぱいの大きな薪も、炭が入っていれば煙を発生すること無くゆっくりと燃えて行きます。

煙突だけ撮影しても分かりにくいので引いて撮った写真。

大きな薪を入れても、効率よく煙りすら燃焼する事がよく分かると思います。

この後巡航運転に入ったので、ダンパーを45度程度絞ってゆっくり燃焼させます。

ダンパーを絞ると煙突から熱の排出が少なくなるので、オーブンの温度が上がって行きます。

空間の温度が250度位なので、料理にはちょっと高温です。こういった場合は扉を開けて温度調整して下さい。

今日は燃焼実験と平行して、敷板の製作テストも同時進行で予定していたから燃焼は放置して敷板の製作に着手しました。

大きな薪を入れて1時間以上経過してもご覧の通り、粛々と燃焼を継続しています。

作業に没頭しても、火が残っているし、熾火さえ残っていればすぐに再点火出来るので超便利。

そして、昨日見学にお越し下さったお客様に教えて貰ったのですが、最後熾火になったときにダンパーを全閉して放置すると七輪みたいに煙の発生も無く、熾火になってから3時間以上本体を100度以上の温度に保てるので蓄熱型ストーブのような運用が出来ると思いました。

 

まとめ

不具合の原因がキャップの閉め忘れで本当に良かったです。

次回のテストは、本来の姿を焚き付けから報告できればと思います。

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