ヒミエルストーブ

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3年目の冬に感じる事

 
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工場の冷え込みは厳しく、ここ最近毎朝の気温は0度です。

本当はお客様への展示用にKD01初号機をバージョンアップ改良したいところなのですが、年末のお仕事に忙殺され全く手が出せないのが現状です。

新たなSD01の運用

去年はKDシリーズばかり使っていたので工場で寂しく佇んていたSD01ですが、今年は調子のよいKDを準備しきれていないのでSDを主暖房に使っています。

 

すると、去年まで気が付かなかった、便利な運用方法に気が付きました。

それは、節の多い俗にいうクズ薪と言われるような斧で割りにくい大きな塊をそのまま燃焼室へ投入して長時間燃焼させるという方法です。

普通の薪ストーブならこのような大きな塊を熾火の中へ投入すると、煙が大量発生するかと思います。

勿論SDもある程度温度が高い状態を維持できていることが前提になりますが、このような状態でダンパーを開いてやればほとんど煙が発生せずに緩やかに数時間かけて連続燃焼するので薪を追加する手間が少なく非常に便利なんです。

 

このくらいの大きさが投入の限界になりますが、燃焼室に入りさえすれば確実にゆっくりと燃えてくれるからなるべく大きな薪を投入するようにしています。

数年前頑張って作った広葉樹の綺麗な薪よりも、こんな節だらけで大きな薪の方が火持ちが良いから今では大きな玉切り薪の方を多用しています。

 

長時間燃焼でゆっくりと放熱する恩恵はこんな使い方も可能に!

それは芋ほりで取ってきた、大きなサツマイモを焼いてほしいと家族からリクエストがあったのでオーブンで約4時間かけて加熱してみました。

普通なら4時間も加熱すれば黒焦げになりそうだと思うんだけど、出来上がりはフワフワのスイーツみたいなお芋が出来上がりました。

僕の仕事は数時間おきに薪を投入するだけなので非常に便利です。

 

あらたな運用での気づき

今シーズンSDを大きな薪を投入して長時間燃焼で運用すると言う使い方は、まだまだ残暑が厳しい9月にKD02で先行実験を行っていました。

倒木して2年が経ち、斧で割るには硬すぎる丸太をそのまま燃焼室へ投入した写真になります。

こんなあり得ない状態でもゆっくり数時間かけてすべて燃え尽きるので寒冷地などでは温暖な瀬戸内なんかよりも重宝するかと思います。

 

薪を作っていても、玉切りまではチェーンソーであっという間だけど、その後斧で割って棚に積み上げるのが面倒なので、ものぐさの僕にはうってつけの薪ストーブです。

 

そして、こんな割っていない大きな薪を投入してもしっかりと昇温していれば煙が殆ど発生しないのが大きな魅力です。

煙が少ない理由は、煙すらしっかり燃焼させる構造を本体内部にインストールしているからです。

 

まとめ

このブログを書きながら、9月にテストを行いしばらく放置していたKD02を主暖房に使ってみようと思い立ちました。

たしか正面ドアを開けると煙の逆流がひどくて、横扉をつけて結果が良好だったところまで実験しているのでさらに使い勝手を確認してゆこうと思います。

 

KD01モデルはオーブンが付いている関係上燃焼室が小さくなるけど、オーブンが無いモデルはかなり大きな薪を燃焼室へ投入する事が出来るから実用化出来ればお客様の選択肢が増えて良い感じになるんじゃないかな。

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