リフォーム工事の住宅へ煙突を設置

去年から何度となく訪れているリフォーム途中のお宅へ、チムニー設置工事の時に設置した屋根足場が残っている間を狙い、煙突を取り付けようと現場へ赴きました。
設置までの準備
現地に到着してまず最初に気づいたのは、リフォームにより窓ガラスが取り換えられ、下見の時とは異なり最短距離で工事場所までアクセスできない作業動線に変わっていました。
先ずはこの窓から写真撮影ポイントまで移動して
撮影場所を右方向へ奥に向かって進み
一旦部品を仮置きできるスペースまで部品を荷揚げします。
下屋根の周りをぐるりと半周歩いて荷揚げスペースまで到達するのだけど、道具と部品を1つずつ運ぶからとにかく移動距離が長くなって作業の着手まで非常に時間を使いました。
大きな部品は屋根の上を抱えて歩くと怖いので、別ルートを使い梯子を滑り台にしてロープを引っ張り力ずくで持ち上げました。
道具一式と材料を取りそろえ、しっとりと夜露に濡れた瓦屋根にお日様が降り注いで乾いてきたのが11時過ぎ。
屋根勾配が瓦屋根6寸なので、少しでも濡れていると滑って危険だから作業エリアに近づくことすら出来ませんでした。
現場を見上げて驚いた
写真が逆行ですみません。
やっと瓦に日光が当たるようになり、さて上に上がろうかと思い見上げた現場には…
打ち合わせで約束していた筈の足場が跡形もなく消え去っているじゃないの!
いやー呆然自失しちゃいました。
午前中に頑張って荷揚げしたのに、作業エリアへ近づくことが出来ないのだから。
天気予報は翌日から雨なのでせっかく荷揚げした資材を屋根の上に放置する訳にも行かずどうした物かと思い悩み
先ずは施工管理会社の担当者へ電話してみました。
休日にも関わらず、電話対応して頂き出来る範囲で足場の調達を考えてくれましたが、流石にそんな都合の良い話は無くて今日の所はどうしようも有りませんね。との回答で電話が終わりました。
どうやら施工管理会社と屋根職人との間で連絡が行き違った様ですね。
いやいやいや、僕も予定を組んで工事しているし他のお客様の予定もあるので、この状況を放置して仕切り直しなんて絶対に嫌だから出来る範囲で何とか自分でこの状況を切り抜けて見ようと決意しました。
腹が決まれば即行動。
時間を浪費しちゃうけど往復2時間かけて自社工場へ帰って、足場資材になりそうな道具類を1式積み込んで現場へリターン。
DIYで足場設置
単管足場を残しておいてくれたのがせめてもの救いでした。
単管足場の上に杉板を置いて番線で結束します。
そして、伸縮式梯子を屋根に沿って伸ばして行きチムニーまでのアクセスを確保しました。
梯子は番線で単管と結束して固定します。
これでやっと現地工事への動線を確保する事が出来ました。
この時点で時刻は午後2時。
煙突設置
やっと作業に着手。
先ずはメジャーでチムニーから床面までの距離を測定して煙突を固定するバントの位置を割り出します。
今回の様に煙突を先行設置して、あとから本体を設置する場合距離をしっかりと測定する事が一番重要なので再確認しながら正確に割り出して行きました。
そしてコーチボルトでしっかりと取り付け金具を固定して、水平を確認。
煙突の直立とセンターをしっかりと出してから、煙突内部の断熱材にも使用されているセラミックウールを75mm充填してチムニー内部を断熱。
後は部品を積み重ねて作業完了となります。
作業場所から下を撮影すると結構な高さとお分かりになるのでは無いでしょうか?
本来ならチムニーには安全帯固定用のD管を取り付け指示していたので、それに滑車を引っかけて安全な単管足場の上でロープを引っ張り大きな部品を持ち上げようと思っていたけど、
予定していたD管が取り付いていなかったのですべての部品を片手で持ちながら梯子の上を歩いたからちょっと怖かった。
今後の事も考えツリークライミングの講習に行って安全なロープワークを習得しようかしら?
あさ9時に現場へ入り道具を片付けて撮影するともう日没寸前です。
室内はリフォーム途中だから煙突はこの位置で一旦仮置きして、次は屋根の造作が終わり、室内足場が残っている間に化粧板を取り付けます。
まとめ
今回は予定外の仕事が発生したけど、自分の出来る範囲で対応する事が出来て良かったです。
この様な状況では、約束の実行や責任範囲をとやかく言ってもタスクは1mmも前に動かないので今その状況で出来る事に集中する事が大切だと再確認です。
いつ買ったかも忘れていた足場板と、4年前に買って1度だけ使ったことのある伸縮梯子がこのタイミングで活躍するなんて
作業エリアまでの動線確保は、今から20年くらい前に何度か足場組立を経験した事を思い出し作ることが出来ました。
忘れていても過去の経験が役に立つ事も有るから、経験こそが財産だと再確認した1日でした。
いずれにせよ良い格好で納品することが出来たから、あとは本体の設置が楽しみです。