扉の取り付けなどを行う
今週も頑張って、楽しみながら作業を続けてます。
あと、秋になって納品ツアーが重なった時に車の調子が悪くなると非常にストレスなので、ある程度時間に余裕がある今の間に軽トラのメンテナンスを色々実施しました。
先ずはクラッチの交換。
もう15万キロ走っており、なんだかミッションの入りが悪いのでディーラーにて交換してもらいました。
サービスマンから「何回目のクラッチ交換です?」と聞かれたので「勿論初めてですよ。」と答えたら自分の経験では一番長持ちされていますと言われました。
そして、十分使えているけど始動性能が落ちていると指摘されたバッテリーをPanasonicのカオスというブランドのバッテリーに交換しました。
基本的に寒い地域へ行くことが多く、望んだタイミングで動けなくなることが怖いから早めの交換を心掛けています。
たしか2年前にスロットルボディーの不調でアイドリングが死んだ時に、納品が重なってすごくしんどい思いをしたのを今でも鮮明に覚えているので無駄になるのを承知で消耗品を前倒しで交換してます。
次はオルタネーターの交換かな。
天板の設置
天板を取り付けるタップを切って行きます。
あらかじめ穴の開いている天板を治具に穴の中心をポンチでマーキングして位置を合わせます。
色々試したけど、この方法が一番正確に作業できるし間違いが発生しません。
この後フランジにタップを加工して、天板はさらネジを納めるザグリを実施します。
天板には沢山穴が開いており、少しでもずれるとしっかりとネジを締める事が出来なくなるから慎重に加工してます。
天板にフランジを溶接すれば、熱による収縮で反り返るから定盤にバイスで固定してヒズミを抑制します。
いくら固定してもヒズミは無くならないから、この後油圧ジャッキでヒズミを除去します。
扉の設置
しっかりと寸法を確認した後に、扉を取り付けて行きます。
水平に寝かせた状態で仮止めすれば、ピンのガタ分ドアが下がってしまうので、下がる分の寸法を見越して仮止めしてゆきます。
白い塗装に見えるのは溶接カス付着防止スプレーを塗布しているからです。
このスプレーをしないと、細かな溶接粒(スパッタ)が表面に付着して外観が不細工になるので僕は積極的に使ってます。
特にサンダーを使ってカスの除去が困難な狭い場所へは、あらかじめ付着を防止する事が一番楽な方法だと思っています。
上下仮止めの後、立てて扉の寸法を確認した後、本溶接を実施します。
ケミカルを除去した後はこんな感じで外観を損なうツブツブが付いていないのがお分かりになるでしょうか?
まとめ
この後扉を取り付けと、外気導入口を作って本体の大きな仕事はおおむね終了となります。
この作業を除いて…
煙突の固定を行うため、まずは本体の水平を下げふりとレーザー墨出しを使い正確に割り出して行きます。
本体を綺麗に作るだけじゃなく、煙突も含めた装置一式がバランスよく機能する様にチューニングするのですが、最初は何も参考になるものが無かったので本当に悩みました。
今は大体形状が固まったし、経験の蓄積を重ねてあれこれ手を出せるようになりましが、なんでも最初は時間も手間も掛かるものでね!