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初号機の改造

 
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この改造は未だ気分的に落ち着いていた10月に実施した内容になります。

10月までは年内の納品予定なんか一切予定しておらず、工場に事務所スペースを作ってKD02にレンガと壁土を塗りたくって蓄熱型ストーブへコンバートする実験を夢想していました。

しかしながら有難いことに、数件商談が舞い込みあれよあれよという間にすっごく忙しくなっちゃい自社暖房用のストーブを仕上げるのはしばらくお預けになります。

 

今回改造したのは一番最初に作ったKD01になります。

何が違うのかと言えば、一番大きなポイントは空気の流れが異なります。

ナーンダ、そんな事かい?と思われるかも知れませんが、吸気抵抗が原因で今一つスッキリとした燃焼を作り出せなかったので僕としては大問題だったし今は初号機の失敗を参照して改良しました。

 

そういった訳で、1から自社暖房用薪ストーブを作ると時間が掛かって仕方ないのでサンプルの初号機を自社暖房用に改造します。

吸気の改造

ストーブを裏返して吸気スペースを切り刻んだ写真になります。

2年以上前に作ったので、内部構造なぞ全てきれいさっぱりと忘れているから躊躇せずざっくりと開口しちゃいました。

 

煙突も背面出しをキャンセルして横出しに変更するので穴を塞ぎます。

横出しにして前への飛び出し量を減らすお客様が多いので、横出しの方が見本になるかと思いました。

 

煙突を横出しに変えて、吸気口を現在つかっている部品に変更して溶接したのがこちらになります。

 

ここまで完成したら後は煙突を付けて遮熱板の取り付けをすれば終わりなんだけど、その時間を捻出できないのでしばらくはこの状態で休眠です。

今後部品待ちなんかで手がすいた時に続きをすることにします。

まとめ

薪ストーブに関しては、暖気の発生と膨張エリア、吸排気のバランスなど教科書には乗らない経験で導かれる勘所が沢山有ります。

僕はストーブ本体の製造に関しては必要とされるノウハウの蓄積に少しばかり自信を持っているんだけど、本体の設置に関しては経験値こそが実力差につながるのでこれから現場を重ねるごとに伸ばして行ければと思っています。

 

たまに数年前の過去記事からコメント頂く事がありますが、その当時と現在とでは見る物、目の付け所、考え方の全てが異なるので最新の情報を参照して頂ければよいかと思っています。

もう記事数も500を軽く超えて、過去記事の訂正なんかできる状態では無いし、記事を書いた時点では正しいと思っていても検証する中で間違いだったと言う事も多々あるので参考程度にとどめておいて下さると幸いです。

 

あと、僕の記事を読んで効率の良いシステム構築に挑戦するのは非常に良いことなのでぜひチャレンジしてみてください。

 

 

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