雪深き岐阜県へ納品
年末最後の納品は岐阜県へ納品に行ってきました。
数日前から強い寒波が流れ込み現地までアクセスできるのか心配していたけど、新たな相棒ホンダアクティトラックのお陰で何の問題もなく搬入する事が出来ました。
これがスズキの2駆だと全く手だし出来なかったので道具のチョイスが大切だと改めて感じました。
納品場所はこんな感じでして、瀬戸内育ちの僕から見たらスキー場と大差ない雪景色だと思いました。
納品の下準備
今回煙突工事は地元の工務店様が施工して、僕は納品だけと言う分離発注での対応でした。
その場合、煙突のセレクトや事前の仕上がりなど施工業者様と対面でご挨拶した後図面で詳細を詰めて行きます。
そんな訳で、僕の荷物は納品仕様に特化した道具をチョイス。
いつもより少ないとはいえ、煙突部材に道工具一式、養生、ラダーレール、吊り具、足場、本体などを荷台に載せれば、ほぼ満タンです。
先ずは床面の養生からスタートです。
床面に傷を付けてしまうと取り返しがつかないので、3層構造で養生する様にしています。
まず最初にブルーシートで床面にごみ等が付着するのを防ぎます
その上に柔らかい養生ボードを敷いて傷を防ぎます
養生ボードだけだと柔らかいので、4mmのべニアを敷いて表面強度を上げて養生は終了です。
この手間をケチると作業時間を少しは短縮できるかも知れないけど、このくらい養生しないと思い切って作業できないので毎回のデフォルトとしています。
その後は、設置場所へ足場を組んでやぐらを準備します。
台車で設置場所まで搬送して、最後はやぐらにチェーンブロックを引っかけて台車を引き抜くので毎回資材を運ぶのが面倒。
今回はお客様がお手伝い下さったのでかなりの時間短縮になりましたが、一人だと移動距離が多いので時間ばかり浪費しちゃいます。
トラックからの取り出しと、炉台の上にやぐらを組み終えたらいよいよ本体を台車に載せて設置場所まで一気に運び込みます。
炉台の上に下ろした後、煙突を組み付けるのもひと手間なんです。
他のメーカーは煙突を組み付けるだけであっという間に作業が終了しちゃうけど、ヒミエル独自の機構を組み付ける必要が有るために煙突接合部の気密を高めながら部品を組んで行きます。
今回はお客様のご要望で炉台にアングルでしっかりと固定させて頂きました。
普通のネジだと錆びちゃうのでステンレスをチョイス。これでずっと錆びる事無く締結できるでしょう。
朝8時半から搬入を始めて、お昼過ぎに設置が完了しました。
使用方法のレクチャー
これが凄く大切。
たまに、自分ですべてするので本体だけ売って下さいと連絡頂きますが、自分で施工するにしても使い方だけは絶対に聞いてもらわないとお渡し出来ません。
あと、ハウスメーカーのオプションでストーブを購入し、新居にストーブが座っているけど効率的な運用をレクチャーされていないのでしっかりと性能を発揮する事が出来ない人もいますよね。
一回実機を前にして使い方を見学すれば解決できるんだけど、僕の場合で2~3時間じっくりと説明しなければ全てを伝える事は出来ません。
しかし、ハイシーズンのエアコン屋さんの様に1日に何個も現場を回らなきゃダメな会社だとまともに説明する時間なんて無いのが実情じゃないかな。
そういった訳で、納品してお終いじゃなく性能を最大限生かした使い方をしっかり教えてくれる業者を選ぶのは購入者のタスクだと思うし疑問を抱える様であればお金を払ってでも誰かに教わった方が良いと思います。
そんなこんなで、ご夫婦に説明を聞いて頂き、1度に色々話しても忘れてしまうので大事な個所は録画してもらいしっかりと使い方をレクチャーさせて頂きました。
さっそく猫ちゃんが特等席に常駐の様です。
まとめ
設置の翌日奥様よりご感想を頂きました。
早速堪能しております!
凄くイイです!!!最高のお仕事して頂いてありがとうございます
お部屋の中で炎の揺らぎを楽しんで頂いて僕も嬉しいです。
今年は去年と比較してブログの更新頻度や、積極的な発信頻度は減りましたがブログのPVや反響は去年を軽く超えています。
特に僕自身が自画自賛するのではなく、お客様が実際に使い楽しそうにしているのが一番の広告だと思っているので、製造に一切の手抜きは有りません。
今年最後のお客様にも満足頂き、ことしもいい気分で仕事を終える事が出来ます。
来年も4月までは予約が確定しており、年末の商談も数件入っているので忙しくも楽しい年になりそうな予感です。