長野県へ現地下見に行く
もうあっという間に今年も終わりですね。
12月は見学が4組お越しくださり、岐阜へ納品が有ったりでストーブを作る時間が殆ど取れませんでした。
前回のブログでは岐阜へ納品を終えた所で話は終わっていたのですが、3月に納品予定の現地調査の為に長野県へ移動して現地調査と施主様との打ち合わせに臨みました。
排他的対応
今回は施主様より直接私へストーブのご注文を頂き、ストーブの設置を担当させて頂いてます。
しかし、建築を担当されている地場の施工管理者から見れば自分の管轄外にいる単なる設備業者の一人なので、個人のパーソナリティーに依拠する部分が多いと思うけれど超機械的な対応。
具体的な話を列挙しても仕方ないので書きませんが、最も特徴的なのはストーブ搬入口の決定でした。
新築現場で道路から少し奥まった場所に構造物が有るため、実際に現地を見ない事には搬入経路の決定が難しく、また施主様は設置場所に隣接するスペースへは車を寄せる事が難しいですとの情報を得ていました。
遠隔地ですし、見積もり作成の為には搬入方法を決定しないとどうしようも無いので施工管理者にどう思われるのか質問したところ簡潔に
「それは施主に聞いてくれ。」と一言だけ返事を頂きました。
まぁ、建築屋さんのヒエラルキーに属していない単なる異物扱いとしては順当な対応ですので、即刻現地へ下見に行く事を決定しました。
施主様との打ち合わせ
現地下見の予定を施主様へお伝えすると、丁度現地に滞在する予定との事でしたので対面にて打ち合わせも行いました。
施主様とは8月のお盆から幾度となくメールにて打ち合わせを行い詳細を煮詰めて行ったのですが、最初のコンタクトから4カ月経過して初の対面です。
そして、懸念事項であった搬入経路の現場確認を行うと、構造物の裏側に未舗装の道路が有ったので建物傍へアクセスできるように地面を整地してもらえませんかとご相談させて頂きました。
やっぱり電話じゃ現地の事は分からないので、どんなに遠くても懸念事項がある現場には現地確認が必須だと再確認です。
ちょっと遠かったけど、来て良かったと思える瞬間でしょうか。
現場での打ち合わせを終えた後、近所にある施主様のご両親宅にてお茶をご馳走になりしばらく雑談をして現場を移動しました。
煙突施工会社へご挨拶
今回煙突の施工は長野県のストーブ会社様が担当されるので、ご挨拶にも行ってきました。
とは言え、建築現場は諏訪湖辺りで、ストーブ会社は長野市内方面と同じ県内で約150kmも離れているから遠かったです。
ストーブ会社さんは1シーズンで30~40台も設置するメガサプライヤーだから煙突の在庫も豊富に持っており、僕の知らない話を沢山教えてくださったので、これまた対面でしか得る事の出来ない体験が出来ました。
まとめ
いくらオンラインが発展していようとも、対面でしか得られない空気感や気づきなどがあるので可能な限りこのスタイルを続けれ行ければと思います。
今回の現地下見のきっかけは些細な事だったけど、結果的には行って良かったし絶好のタイミングだったと思えるので僕って運が良い!
この現場は3月に納品なのでもう少ししてから製作に着手します。