蓄熱型ストーブへのコンバートを目指す
今週も日々のタスクに追われ、気づけばもう金曜日。
基本的に木、金曜日は気合入れてストーブ製作に勤しむスケジュールなのですが今週は法人様の会社へ下見の予定が有ったのであまり進捗は有りませんでした。
毎週作業の進捗を写真に記録しているのだけど、今週は大きな変化が無かったので写真もなしで終了です。
現地下見
今回はご紹介で姫路市内にある法人事業所様へ現地の下見に行ってきました。
勿論内部は写真撮影は禁止なので許可を頂き外観だけ記念に撮影してきました。
現地の寸法拾い出しも慣れて来たので、お客様のご希望される場所を基準に必要な寸法をメモして忘れない間に図面化して次回の面談に備えます。
変更を前提に煙突高さや、今後話を詰めるべきポイントをお伝え出来るだけの最小限の作図ですがこれが有ると無いとでは伝える事が出来る情報量が全く変わってくるので大切な工程です。
現場で変更が効く事なんてごく僅かで、この設計段階でいかに作り込むかが納品の成否に大きく関わります。
極論すれば、設計段階でしっかり仕上げを見切る事が出来ればおおよそ成功したと同義だと考えます。
ではどのようにすれば仕上げを見切るスキルが身に付くかと言えば、現場を経験するしか答えは有りません。
手慣れた業者の作業を見学すると簡単そうに行っているように見えるし、僕自身駆け出しの頃は他人の設置作業をお手伝いに行ってあまりにもスムーズに作業が進むので面食らった記憶があります。
しかし、全く未経験の人が薪ストーブ特有のお作法を踏まえたうえでベストの納品形態を作り上げるのは至難の技だと思います。
もし初心者の僕が誰の助言も無く1台だけ設置するとなれば途中でギブアップしちゃうかも。
慣れるとスムーズに工程をこなす事が出来る様になるけど、その領域に達するまでのハードルが高いと思ってます。
蓄熱型薪ストーブの準備
以前からヒミエルストーブを蓄熱型へコンバートしてみたいと思ってました。
やっとKD01初号機が復活したので、とりあえず本体の周囲をレンガで囲ってどの様な感じになるのか試して見ようと思い立ち近所のホームセンターで赤レンガを80個買って来ました。
最初から目地を入れちゃうと取り返しがつかないので、まずは簡易的に積み上げるだけで見た目のチェック。
本体の黒とレンガの赤が良い感じに見えるのは僕だけかしら?
背面まで覆うにはレンガの数が足らなかったので今回は左右だけ覆ってみました。
今日はレンガを積み上げるだけで時間が無くなってしまったので、来週火をいれてどのくらい暖かさが継続するのかデータを測定してみます。
まとめ
個人的見解ですが、薪ストーブの中で蓄熱型ヒーターが一番高級品だと思っています。
火が消えた後も緩やかに暖房を継続する、何とも言えない暖かさがとても魅力的。
夜から朝まで燃焼が継続するのかお客様からのお問い合わせを頂く事が有るのだけど、ハッキリ言ってウチは無理です。
熾火が残って余熱でホンワカ暖かいくらいなら余裕だけど、燃料や煙突のレイアウト、使い方で燃焼時間が大きく変化するのに朝まで燃焼OKなんて簡単に言えません。
今まで散々長時間燃焼を追い求めた結果行き着いた答えが「蓄熱型が最善」なので僕は朝までの燃焼を追い求めません。
今は新型のストーブを作る事より、蓄熱型へのコンバートに興味が有るので今年の冬は蓄熱型をしっかりテスト出来る様作り込んで行きたいです。