ヒミエルストーブ

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出発の準備

 
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5月の納品ツアーを終えて約2カ月間製作時間があったので、やりたいことをじっくり出来ると思っていましたが現実はそう甘くはなくて減る事のないタスクに忙殺され気が付けばもう次の納品です。

 

そうは言ってもわずかばかり時間を工面する事ができたので、今まで納品で気になっていたポイントを改善しました。

クレーンの強化

Yahooプレミアムで買った中華製のクレーンに10tジャッキを載せて吊り上げ能力を上げたのですが、鋼材の肉厚がうすい状態で使う事に恐怖を感じていました。

 

毎回ちょっと怖いなーと思いつつ、ストーブの製作と納品に追われて改造を後回しにしていました。

 

今回もいつもと同じ様に改造したいと思いながら、ホイストで吊り上げようと思ったその時

ホイストのフックを軽トラクレーンに接触させてしまい、あーーっを思った時にはバランスを崩して高所から床へ落としちゃいました。

 

軽トラクレーンが床に落ちた以外に何の損傷も無かったのを確認した後、近くに寄って詳細を確認してみると… ジャッキの支点が壊れちゃってるや無いですか!

 

いやはや、一番面倒な場所を壊しちゃった自分の不甲斐なさを嘆くと伴に、これをきっかけとして長年放置していた強化改造のきっかけにしようと思い立ちました。

 

そうして心が決まれば行動は早く、可能な限り分解して強度が弱いと思う場所に追加の鉄板を溶接して仕上げに塗装を施しました。

塗装が乾いた後、本体にセットして実機を使い吊り下げテストをして作業は終了です。

テストをせずに現場へいきなり投入しちゃうと不具合が発生した場合取り返しがつかないので何事もテストは重要だし、結果は予想以上に良い感じだったので今回の作業に満足です。

 

単管足場の収納

くさび足場をキレイに収納する為、ジグを作って見ました。

 

最初は軽トラの屋根の上に乗せて運んだり、立てかけて運んだりしていたけど荷造りに時間が掛かり作業性は最悪でした。

この写真の時は道具箱の上に足場用キャリアを載せて運搬したけど、2度と同じ方法を選ぶことは無かったです。

 

この現場で今の場所への収納を思いつき、とりあえず試しに木枠を作って運んでみました。

使い勝手は良かったのだけど、強度が全く不足しており1回使うと壊れちゃったので今回は鋼材で仕上げました。

本当に毎回道具をバージョンアップさせ、安心安全に搬入できるように取り組んでいます。

 

ここで一番大切なのは、かすかな違和感を感じ取る能力だと思っています。

毎回やりにくいと感じる事や、危険だと感じる事に出くわすと忘れないうちに対策を考えて次の納品に活かすようにしています。

 

目で見る管理

今回、過去の不満改善で一番大きなポイントと思うのは使用部材を並べて目でみる管理を実施してみました。

いつもは図面を基にチェックリストを作ってマークして行くんですが、出発してから忘れ物が無いか不安になる事が多々ありました。

なので今回は組み付け順に使用部品をコンパネの上に並べて部品をチェックすると伴に、写真を撮る事で後から確認できるようにしました。

 

本当に簡単な事なんだけど、いままではこんな簡単な事を思いつかず毎回「なんか忘れていないかな?」と不安になっていました。

 

6月まで現場で使う道工具類は工場と共用していました。

タップやキリ、グリスやレンチなど納品の度にパッキングする事も確認する事も面倒だし、道具を持って移動が有る場所はエラーを起こす可能性が生まれるので今回に合わせスッキリと現場専用道具を買いそろえました。

 

これで忘れ物もなくなるし検品も無くなる。

いやー気持ち良い。

 

まとめ

最後は納品形態に荷物をセットして荷下ろしまで実際に確認して作業を終了しました。

とにかくストーブが重たいので何かトラブルが発生しても人力では対処できないから事前の準備に成功のすべてが掛かっています。

 

納品の時すんなり設置しているように見えるけど、その形を狙ってあれこれ準備している結果なので簡単そうに見えるのも仕方ないかな。

 

今の不満は、沢山の運搬道具が必要な事なので今後はこのあたりを改善出来ればと思っています。

さて来週は納品と現場下見、そして納品後1シーズン使ったお客様の所へ煙突掃除に出動するので忙しくも充実した時間を過ごせそうです。

 

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