スライド煙突が外れないと相談頂いたので現地確認した話。

2020年の3月に納品したお客様より「煙突掃除をしようと思ったのですが、スライド部分が分解できません。」と相談を受けたのが2020年の5月。
その時は数回しか薪ストーブを使用していないので、また来年の掃除で試して見ます。と言う事で話が終わりました。
そして1シーズン使用して煙突掃除を思い立った所、スライド部分を縮める事が出来ないので一度確認してもらえませんか?と連絡を頂いたので出張からの帰宅した翌日にお客様の元へ確認に赴きました。
アフターサービス
去年ご相談頂いた時からずっと気になっていた案件で、最悪スライド部分を破壊して取り出し新品に入れ替える事を想定して新品部分を準備していました。
ついでに煙突掃除のレクチャーも行えば良いかと思い、集塵機や道工具1式を軽トラに積み込みお客様の元へ訪問です。
1年ぶりの訪問ですが、施主様と奥様が暖かく迎えてくださりちょっと懐かしい現場にやる気スイッチON.
早速旦那様から不具合の詳細を説明頂きながら確認して、僕が試しに作業してみると…簡単に外れました。
スライド内部には断熱材が充填されており、ジョイント部分を縮める時に断熱材を圧縮する為に、ちょっと強めに押さえつける必要があるのですが加減が今一つ分からなかったようです。
奥様は大爆笑で「ちゃんと話を聞いたの?」とご主人様に聞けばご主人様は「確かに手順は聞いたけど、自分で確かめなかったのよ」と現場が一気に和やかモードになり僕も一安心です。
現地調査するまで、何が悪いのだろうとあれこれ心配していたのでとにかくスライドを外せて良かった。
煙突掃除のレクチャーの途中、僕がミスを犯す
スライド煙突を外したついでに煙突掃除のレクチャーを実施しました。
自分の工場用に激安の中国製お掃除ロッドを持っていたので、煙突掃除はそれで十分と思っていたのですがお盆に暖炉の煙突掃除を依頼されたので、しっかり強度の有る製品を購入しました。
川原薪ストーブさんからも、強度に不安のある中国製を使い出張先で壊れたらどうしようも無いじゃん。プロとして仕事するなら必要な道具だよとアドバイス頂いた事も僕の背中を押してくれました。
ロッドステーションです。
値段が中国製の約10倍するけど、強度や作りの仕上げが全く違います。現場でトラブルが発生すると取り返しがつかないので仕事で使うならば良い投資だと思いました。
初めて現場で使うので若干戸惑いつつ、施主様と談笑しながらロッドをつぎ足して行くと9本全て繋いでも先端がトップに接触した手ごたえが無くて冷たい汗が背中を伝う感覚に襲われました。
恐る恐るロッドを引き抜いて確認してみると、ロックが甘い部分が有り途中で抜けてしまった様です。
いやー僕の大失敗。手元に集中しなかった僕がバカなんです。
こうなれば屋根に上ってロッドを回収しなきゃ話が進まないので、屋根用の靴に履き替え煙突トップを取り外し無事ロッドを回収しました。
ついでに煙突トップを地面まで持って行き、ブラシで綺麗にお掃除しました。
この部分はロッドでお掃除出来ないから、取り外して正解だったと思います。
そしてトップを外した煙突にロッドをいれ、次こそはしっかりと手元に集中してお掃除が完了しました。
すすの量で運用が分かる
1シーズンで発生した量としては多いし、ちょっと柔らかいタールが混じったような煤も入っていたので燃焼温度が低いと判断しました。
運用方法を確認してみると、薪の消費が勿体ないので本体が暖まる前にダンパーを絞ってくゆらせてしまう運用をよくされているそうです。
そうなんですよね、薪の運搬が面倒だし、あっという間に減って行く薪を何とか残したい気持ちはよくわかります。
でも本体が暖まる前にダンパーを絞っちゃうと本当の性能が発揮できません。
焚き付けからオーブン内部が150度に昇温まではとにかく全開で温度を上げ、本体が十分暖まってからダンパーを絞って火力調整してくださいとお願いしました。
別現場のお客様の写真ですが、2シーズン使って掃除前の横引き内部だけど煙突に殆ど煤が付着していません。
僕が推奨する運用をすればおおよそこのような感じになるので、煤を見ればおおそよの運用が確認できると思います。
まとめ
まずは当初の目的であったスライド部分が何の問題も無く取り外せて良かったです。
ご主人様にも脱着作業をして頂いたので、来年は問題ないでしょう。
ロッドステーションのジョンイト不良は全く持って僕の不注意で、以後注意します。
急こう配とは言え、屋根に上れる家で本当にラッキーでした。これが急こう配の家ならと想像するだけで気分が悪くなります。
この様に本体を設置するだけじゃなく、お客様から頂いたご相談には柔軟に対応していますのでアフターサービスを心配することなくご興味ある方はコンタクトしてください。
お待ちしております~