設置完了後操作説明をじっくり行う
今年もあと3時間で終わりなんですね。
昨日の夕方ツアーから帰宅して、今日道具を工場へ収納し、旅に関する事務処理を行えばあっという間に紅白歌合戦のお時間です。
出張中にブログを書こうと思っていましたが、ゲルに宿泊したら寒波で指がかじかみとてもタイピングできるような環境では無く、その後は移動疲れで早めに就寝したから記事を書くネタが溜まる一方でした。
と言う訳で年末年始の時間を利用してブログをせっせと更新して行ければと思います。
煙突組み付け
前日に本体を搬入して作業を終えたので、2日目は煙突の組み付けからスタートしました。
外は時々吹雪いていたので、前日に屋根仕事を終えることが出来本当に幸運でした。
今回のツアーは大雪が降る中奇跡的に天候に恵まれすべての予定を終える事が出来たのが嘘の様です。
いつもの様にスライド部分を残して煙突を組み付け、上の煙突心を基準に位置を合わせて行きます。
いくら目で見ても分からないので川原薪ストーブさんのブログを読んで速攻真似したセンター確認治具が大活躍です。
スパイラルダクトのエンドキャップを利用しているので無加工なのに、機能は完璧と文句のつけようが有りません。
上の煙突心を基準にお客様のご希望になる角度へストーブを回転した後、水平を調整します。
水平を合わせ、スライド部分を接続したあと実際に脱着の作業を実演すると伴にお客様にも練習して頂きました。
これは口頭だけで説明して力加減が分からなかったお客様の対応で学べた良い経験でした。
口頭で説明するだけだと微妙な力加減が分からないので、実際にスライドを取り外すのは大切な経験でしょうか。
スライド部分を取りつけた後は、スライドの下側に煙突固定金具を固定してガッチリと煙突を保持。こうする事で強度的に弱いスライド部分を固定金具でサポートしています。
設置が終了すれば大工さんが固定金具を避けるように遮熱板を施工して下さるので私が設置した時はこの状態で作業終了です。
後は炉台を避けるように外気導入穴を開けて頂いたのでアルミダクトで外気導入を取り付ければ設置作業が終了。
お昼前から操作説明に着手しました。
いつもの様に焚き付けからスタートして、熾火が出来たらその上に薪を追加して、追加した薪が熾火になれば追加するというループを繰り返して頂くようにお願いしました。
年末の忙しい中申し訳なかったのですが、今回は4時間くらいじっくりとレクチャーにお付き合い頂いちゃいました。
ストーブを快適に使えるかどうかの分水嶺は使い方ひとつに掛かっていると言っても過言では無いので、僕が考える良い状態を実際に見て頂きなるべくそこを目指して頂ける事を希望しています。
今回の炉台サイズは1500㎜角です。
炉台だけ見ると大きくてそんなスペースを使うのは無駄に感じるかも知れないけれど、実際に運用してみれば周囲に薪や道具を置くので丁度良いサイズと言う事が分かって下さります。
ですので、炉台は最小サイズが1500㎜角、使いやすい大きさで1800mmを推奨させて貰っています。
まとめ
今年の5月頃に見学にお越しくださり、本格的に冷え込む年始に間に合う様納品出来て本当に良かったです。
今回は熊本県への納品でしたが、九州方面へはフェリーでアクセスできるのでどの場所でも心理的ハードルが低くなりました。
遠隔地なので部品を忘れたら致命的と心配していたけど杞憂に終わり、今年一番の冷え込みの中無事故で納品出来て本当に良かったです。
あとは思う存分お使い頂き、生活の道具としてともに時間を過ごして頂ければ嬉しいです。