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大きな工場へ煙突の設置に行ってきました

 
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ついこの間お正月かと思っていたらもう節分が目前。日没も遅くなり季節の移ろいを感じますね。

さて今回は市内にある工場へ煙突の設置に行ってきました。

最初現場へ下見に行ったのが2021年の6月なので、約半年後の設置になります。

高所作業車が活躍

今回は煙突工事を行う屋根も高いし、工場内部の煙突施工部分の真下には備品が多いので高所作業車をリースしました。作業を終えた後の感想は的確な判断だったと思いました。

まさか薪ストーブの仕事で高所作業車を運転するなんて夢にも思っていなかったけど、資格をとっておいて良かったです。工場から車で約3分のところに建機のリース会社が有るので必要な時はお世話になってます。

工場内部は図面通りにしっかり仕上がっていました。

真下から見上げると、工場の端ギリギリを狙って煙突を立ち上げます。なぜなら、ホイストのガーターがすぐ横を走行するので可能な限り煙突を端へ設置しないと衝突してしまうのです。

到着後は屋根に夜露が残っているから、先ずは煙突の固定寸法を割り出してズレ止めのビスを打ちます。これで煙突は絶対にずれないけどやり直しも効かないのでかなり慎重に寸法を測定しました。

 

そして日が差し込んだ頃を見計らい屋上での作業に着手です。スレート屋根は脆いからビスで止めている屋根下地部分を狙って歩きます。

煙突固定金具の中央を箱の外寸から求めます。

よくあるのが外の枠に対して、内側のセンターが狂っている場合が多く煙突が貫通するのはフラッシング金具の中心になるから箱の外寸基準で煙突固定金具の中心を決めて下さい。

固定は6㎜のコーチボルトを使用して水平を確認後ガッチリと固定しました。

この後煙突を室内側から引き上げて金具に載せて固定し、ベースを固定します。

その上にイソウール断熱材を敷き込み、角トップを載せれば施工は完了になります。

 

この写真は箱の水下から撮影した写真で、下側からの雨吹き上げ対策にシリコンを充填しています。

スレートや波板の板金は基本的に棟から箱の幅より大きな板金防水を立ち下げて雨対策を行うのでDIYで施工される方は参考にして下さい。

ホイストで一気に仕上げる

室内側の仕上げはまず壁面固定金具を壁に固定して煙突の垂直を固定しました。

2連ハシゴじゃなくて、高所作業車だったので安全確実に作業出来て良かったです。その後、45度に傾いた煙突を3本接続し完成形の状態で吊り上げて接続しました。煙突の重心へホイストのフックを寄せ、上側はスリングベルトを巻き付け、下側は養生シートを掛けて傷対策を施したあとチェーンブロックで傾きを微調整します。

ホイストの吊り代より煙突接続部分の方が位置が高いので、斜めに吊り上げた状態で煙突を寄せ、高所作業車で固定バンドをロックします。

 

そして吊り上げた状態で下側の固定金具を締め込み、アンカーを打ち込んで動かない様に施工出来たらやっとホイストを外す事が出来ました。

作業終了の写真がこちらになります。

後日に本体を接続して操作説明に入るのですが、今日はここまで!

まとめ

工場へ施工するのは初めての体験だったのでよい経験になりました。

45度曲がりを施工するのは確か2年ぶりだったけど、真っすぐのルートより難易度が高くなりますね。

今回はホイストが有ったので3本つないだ状態で施工できたけど、無ければ足場を組み上げるかユニックをレンタルして煙突を保持するでしょうか。

1つとして同じ現場が無く、経験のない領域を実践で広げて行く事こそが大きな財産と感じるので今後も困難が予想される現場を楽しんで行ければと思いました。

 

 

 

 

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