私の接客スタイル

年始に入ってから数人の方が工場へ見学にお越しくださいました。
別に工場に来て頂いたからって、契約書に押印を迫るわけでは無いので安心して起こし下さいませ。
出来なことは安易に答えない
過去も含め沢山の人に質問された内容を思い出し印象に残っているトピックを書き出してみようと思います。
まず、屋外で農作業をするので帰宅しても暖房が続いて欲しいから、1度の薪投入で炎は3時間以上継続して欲しいとのご希望ですが、「無理です」と即答。
この他にも1晩燃焼が継続して欲しいと言う希望も良くお伺いします。
燃焼室を満タンにして2時間半くらいの連続燃焼なら問題無いですが、3時間以上となると無理なんです。
アメリカ製のストーブで薪から出る煙を触媒で燃焼させる機種があるので、長時間燃焼をご希望されるのであればそちらの方をお勧めさせて頂きました。
もっと小さく作って下さいと言うのも割とポピュラーなご要望。
これも無理なんです。
別に嫌味を言っている訳じゃ無く、燃焼室と膨張エリアの容積比を実験から導いて作っているので、完全オーダーメイドで実験を含めて作ってと言われるのであれば定価の5倍位費用が発生する事をご納得頂けるのであればご相談させて頂きます。
本体側面に窓を付ける事が出来ますか?
これも、無理なんです。
燃焼室が2重構造で、横のドアにエアカーテンを追加出来ないので無理なんです。
燃焼室を大きくしてもっと薪を投入したい。
燃費が良いのでそもそも沢山投入する必要を感じないし、多くを投入したと言っても3時間くらいの連続燃焼が限界なので大きくするメリットを感じません。
扉の取っ手や、外気導入など意匠に関するご希望は対応しやすいのですが、燃焼に関する変更は基準となるバックデータが無いので簡単に変更する事を恐れております。
大きさ
設置スペースに対して本体が大きすぎる場合もあります。
こればっかりは仕方ないので、他で見た僕がお勧めするクリーンバーン機をお勧めさせて貰っています。
いま僕が好きなのはハンターストーブのアスペクト5
小さいのに高性能で十分楽しめると思います。
まとめ
薪ストーブの製造を続ける事で、お客様がどの様な生活を求めていらっしゃるのか明確にすることが私の大切な役割だと考える様になったのでどこを向いて進んで行きたいのかじっくりヒアリングする事を重視しています。
僕が作る物は特定の機能に絞り込んでいるので汎用的では有りません。
欲しい人にはハマるけど、万人受けする様には作っていないので、興味のない人には市販のストーブをお勧めさせて貰っています。
だから、薪ストーブを入れても気密が低くて費用対効果が低いと考えるお客様へはストーブを購入する費用で断熱リフォーム工事を実施する事をアドバイスします。
要求に対し、背伸びして安請け合いしてもメッキはいつか剝がれる物だし、看板に偽りが有るのも嫌なので今後も出来る事と出来ない事の境界線を明確にしてお話出来れば良いなと思っています。