簡素な構造で驚異の8時間燃焼
今年に入ってから実験に励んでいるロシアン薪ストーブの特性をなんとなく掴めてきました。
特徴は何と言っても長時間燃焼。
とても簡単な構造なのに6~8時間も連続燃焼するなんて素敵じゃない!
原油価格が高騰している昨今、暖房費用の低減や災害時の参考にして下さい。
点火をしくじると吸気管から炎が逆噴射するので住居での使用はお勧めでは無く、工場や倉庫などでの使用を想定してます。
ピストンの構造
薪の上を押さえるピストンはこんな形をしています。
真ん中の穴から空気が吸い込まれ燃焼部分に酸素をダイレクトに供給します。
そして円盤が薪を押さえて窒息しない様に鉄板でリブを取り付け、僕の好みでリブが炭を押さえない様小さな円盤を溶接しました。
あとは燃焼用空気を導く鉄パイプを溶接すればいいのだけど、手持ちに在庫が無かったのでスパイラルダクトで代用しました。空気を供給できればなんだって良いみたいです。
そしてドラム缶の蓋を閉めればすべての作業が終了。
もうたったこれだけの超シンプル構造。
だけど、上から燃焼なので長時間燃焼が継続します。
改善
いくら良いと言っても使っていれば不満も見つかります。
灰が落ちるようにロストルは必須です。
ロストルが無いと底の部分に溜まった炭が灰に埋もれて大量の消し炭が残ってしまいます。僕は工場に有った網を切ってレンガの上に敷きました。
たったこれだけでも十分機能は果たしています。
そして灰を書き出す扉も必須。
最初スコップですくい出していたけど、面倒で仕方なかったし掃除の度に服が煤で汚れて閉口しました。
あとは、ピストンが重くて持ち上げるのがしんどいからもっと薄い鉄板で作り直したいです。
まとめ
薪をドラム缶に投げ込み
焚き付けに火を付けて
ピストンを置いて
蓋をすれば薪の状態により変化するけど大体6~8時間連続燃焼します。
僕の場合朝9時に点火したら夕方まで放置してます。
燃え尽きたらピストンがドラム缶のそこまで下りているのでまた薪を追加すればOKです。
しかし、構造がシンプルなだけに良いことばかりじゃ無く使い方でカバーしなきゃダメな部分も有るからそのことはまた別記事で書いて行きたいと思います。
工場で作業に没頭したい時に薪の追加が面倒に感じていましたが、こいつを使えば朝1回点火するだけで薪の準備が終了するのでかなり気に入っています。