ヒミエルストーブ

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滋賀県からのお引き取り

 
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滋賀県の湖西地方からSD01をお客様がピックアップにお越しくださいました。

見学にお越し下さったのがSD01初号機完成直後だったので2018年。

そこから歳月が流れ、僕の作り出す品質も向上した頃にご自宅の購入に併せてご注文頂いたのが2021年でした。

 

当初の計画からリフォーム工事の完成が遅延し、未だ改装中ではありますが納品です。

レアケース

今回は施主様の近所に住むご友人に大阪でストーブ屋さんのお手伝いをされていた「美術鍛造ふじたん」さんが煙突工事を行って頂く事になりました。

ふじたんこと、藤田さんはコークス炉で鉄を加熱しハンマープレスで鍛造するアーティストであり、手作りストーブ作家さんでも有るので非常に心強い援軍です。

 

なので今回ヒミエルストーブは本体の製作及び施主支給の煙突へバイパスを繋ぎこむまでがお仕事で、後は施主様がご友人と設置すると言う変則パターンでの納品でした。

本体は年初に完成していたので、煙突の組み付け方法をレクチャーから始まり、本体内部の清掃、燃焼室遮熱板の取り外し、オーブンの敷板など一通り説明した後でラッピングを行い工場に設置している見本で燃焼のレクチャーを行いました。

 

プロも驚く性能

今まで通常の薪ストーブを設置して、ご自身でも製作されていらっしゃる藤田さんがまず最初に驚いたのは点火したら暫くすると煙が消え去る事です。

SD01は空気とヒートライザーのバランスが良いのか、点火してしばらくすると煙が殆ど見えなくなります。

これが屋外の煙突だと空の色と重なって見えなくなるのだけど、工場の室内に煙突を開放しているので確実に目視出来ます。その状態で煙が出ない事を驚かれました。

そうなんですよね~、煙って高温環境で空気と混合させるとしっかり燃えるんです。

その後オーブンの庫内が150度に昇温するまで一気に炎を大きくし、巡行運転に突入したところでバイパスとダンパーを閉めてヒミエルストーブの最も美味しいゾーンで連続燃焼を行いました。

 

ダンパーを絞る事で煙突からの排熱を抑え、本体内部に熱をため込んで沢山の輻射熱を放出すると同時にクリアな視界を維持して炎を鑑賞できると言う弊社の特徴を十分理解して下さったと思います。

今年の秋からご自宅のメイン暖房として愛用して下されば嬉しいです。

 

まとめ

4年前に見学にお越しくださってから月日が流れ、僕の中で薪ストーブに関する知見が深まり製品を作るだけでは無く、毎日の生活で使用していくに当たり何に焦点を当てれば良いのかなんとなく分かる場面が増えてきました。

 

別にウチのストーブが他と比較して性能がどうなのかなどと細かい数値を述べるのでは無く、どのような生活を送りたいかと言う要求に対してFitするか外れているかを判断する事が大切だと考えています。

 

 

 

 

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