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煙突をどこに通すか、それが問題です

 
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確か先週の土曜日に福島県へ行ったところなのに、もう金曜日なの!と思うくらい時間の過ぎるのを早く感じてしまいます。

この現場はストーブ設置用にお客様が建て増し工事を完了してからお呼ばれされました。ですので前提として建て増しエリアへの設置が必須となります。

そして煙突を取り出すチムニーボックスは建て増し工事を行った建築会社様が施工して下さるので、私が大まかなプランを提示して建築の観点からチェックしてもらい最終的な形にFIXする流れになりました。

 

最初から詳細なプランを書いても途中で大きく変わる事が多々あるので、最初はブレスト程度に議論のたたき台となる図案を送信したところ、建て増し部分の屋根に煙突箱を載せる強度が無いと言う事が判明しました。

もし長い箱を載せようと思えば一旦屋根をめくって、母屋との接続部や垂木の強化など物凄い手間が発生するそうです。

煙突の設計

と言う訳で屋根に箱を出すプランは却下して次のプランを提示しました

次は箱の長さを短くし、45度で折り曲げて母屋に取り付けた金具に煙突を固定すると言う案です。これなら最初のプランより屋根に掛かる荷重も軽くなるので良いかな~っと思いましたが、強度と防水の観点からボツです。

 

この次に考えたのは、屋根の強度が不足しているのであれば、基礎から煙突を支えれば良いかと思ったので横出しでお部屋の外へ煙突を取り出してその後真っすぐ上に立ち上げると言う物です。

今までのプランでは達成できなかった障害を見事クリアする画期的なアイデアにだけど、1本の6M柱を基礎を掘って人力で立てるのはちょっとハードルが高いのと、横引きの場所に窓が有るので図面の位置では設置が出来ません。

もう一筋縄では行かない現場なんですが、このようにプランをあれこれ考えて最適解を探すパズル的な要素が楽しいと感じるので次なるプランを考えて見ました。

 

これが今の所の最終案です。

煙突を本体の横から出して、窓の有る壁面では無く今は壁で邪魔になる物がない場所へ煙突を取り出します。

窓の干渉も無く、煙突箱の荷重は基礎で受けるし、防水もしっかりと施工できる。

これってどこかで見た形だな~っと思ったら

構造物は異なりますが、3月に施工した工事のボリュームと一緒の内容になります。

この現場が僕が実施した一番作業量の多い現場だったので、今回もそれなりの体調管理で挑まねばならないと覚悟しています。

 

まとめ

今回は建築会社様が図面を作っていて下さったので作図が早く出来て感謝です。

図面でプランニングを行いながら、必要となる金具の拾い出し、本体の改造部分の図面を書いて部品の手配など異なるタスクを同時並行で処理しなくちゃならないので時間がいくら有っても足りません。

日中は工場で仕事して、帰宅後は部屋に籠って図面やカタログとにらめっこしていたらあっという間に就寝の時間です。

僕はこのくらい追い込まれている感が有る方が集中できるので苦にはならないけど、焦ると記憶に抜けが出てくるので早めの就寝と体力の回復を大切にして行きたいです。

 

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