煙突固定金具の手直し
前日の夕方、現場を後にした帰路で急に気になった横引き煙突固定金具の固定方法は施主様へ立ち合いをご相談の上翌朝に実施する事が決まりました。
そのまま放置しても誰も気づかないかも知れないけど、僕が気づいてしまったからには放置なんか出来ません。
自分の気持ちに嘘をついてまで仕事をする意味なんて無いと考えるので認知できる範囲で最良を目指してます。
温泉を早々に切り上げ、国道沿いの大きなホームセンターへ行き使用する可能性のある部材は無駄になる事を覚悟して想定する部品を買い込み翌日に備えました。
問題は一番右側の金具が下方向へ引っ張りすぎて煙突が変形している事なので金具を変更して対応します。
毎回予備の部品を持ち歩いているので対応できたけど、手元に無ければお手上げです。
アングル部材をカットして位置を合わせながら耐熱塗料を塗り違和感がないように仕上げて行きます。普段は使わないタップセットが役に立ったので何事も無ければ無駄に見える道具も持参する事の重要性を再確認です。
そして仕上がりがこちらになります。
煙突を挟み込んで固定しているので変形する事もないし、スライド部分を分解する時も安定してました。
これにて追加作業は完了となり本当に施主様へお引渡しが出来ます。
後は炉壁や炉台を仕上げるまで、仮のサイディングで遮熱しての運用になります。
現場を後にした僕はホテルの近くにある須賀川市民センターの中を散策して午後を過ごしました。
内部はとってもおしゃれな地域住民が集う場所になっており、テラス席に座りブログを書いたり福島県出身のウルトラマン作者、円谷幸吉記念ギャラリーを見学しているとあっという間に夕方になったので近所の韓国料理屋さんへ晩御飯を食べに行き福島県最後の夜は終了しました。
延べ作業日数4泊5日とボリュームのある内容でしたが、気になるポイントが何一つない満足のゆく仕上がりをお届けできたと思ってます。
納品1週間後に施主様からお礼のメッセージを頂きました。
暖房能力にも満足頂き、薪ストーブの周囲にご家族が集うようになったそうで、これから寒くなる程に使うのが楽しみだとの事です。
納品してからが本当のスタートなので、来年のシーズンオフに再度ご感想をお伺いする事をお願いして今回の旅は終了です。