4シーズン使い込んだヒミエルストーブ
鳥倉ストーブさんを後にして、近所にある温泉「西条温泉とくら」で汗を流した後はヒミエルストーブを一番最初に納品したお客様を久しぶりに訪問。
過去記事を検索すると2018年3月に納品したので、4シーズンずっと使って下さり劣化の進行も気になるので良いタイミングでの訪問です。
天板には沢山のお鍋やヤカンが乗って毎日の生活に大活躍してますとの事です。
吹きこぼれなど気にせず使っていると段々錆が出てきますが、初期の頃だとサンドペーパーやスポンジに研磨剤が配合されている物でざっくりと錆を落とし、サラダ油でシーズニング、結構重症の場合サンダーで錆を削り取り再塗装をお勧めしてます。
天板の一番熱くなる部分が最も摩耗が激しいので、肉厚が薄くなれば部品交換可能ですのでお問い合わせ下さい。
天板自体もネジで外せば交換できるので、長期間使用の後部品交換でリフレッシュするのも良いかも知れませんね。
冬季は在宅時間も長く、1日中薪ストーブを潤沢に焚いて過ごされているそうなのでストーブの劣化が気になる所ですが、ヒートライザーをチェックすると全く問題有りませんでした。
外気がー10度を下回ってもお部屋はTシャツで過ごせる環境での運用を問題無く達成できる事が嬉しい。
長期間運用した劣化具合は特に興味を持っているトピックなので過酷な運用状況でどのように変化しているのかチェック出来るのは非常に有難いし、お客様によって摩耗進行具合や操作方法も異なるので僕自身新たな気づきを得る事が出来る稀有な機会だと思っています。
今までは自分が理想とする機能を達成する事に注力していましたが、今は過去に設計した製品寿命がどの様な結果になったのか検証の上更なる長寿命の設計に活かして行こうと思っています。
この様に納品しただけで終わりじゃ無く、設置してから関係性が始まるって素敵だし今後も大切にして行きたい。
最近になって強く感じる様になったのが、アマゾンや価格ドットコムで最安値を探して購入する生活家電とは異なりヒミエルストーブは施主様と私、双方の関係性により作り上げて行くものなので商品を一方的に配送して終了とはならず、納品完了に至るまでのプロセスを積み上げて行く事がミッションを成功させる重要なパートだと思う様になりました。