運搬方法の改善を試して見る
毎回納品の度にもっと簡単に搬入出来ない物かと思いながら早くも3年が経過しました。
3年前は年間数件だった納品も今では月1回を超えてしまい放置しておくわけにはいかなくなったので、楽に搬入できる方法を検証してみました。
結論から言えば今のスタイルが一番合理的だという事に落ち着き、しばらく継続する事にしましたが搬入手法の幅が広がるのは良い事なので隙間時間をみつけて今後も継続して行きます。
まず最初に行ったのがコロ引き
エジプトのピラミッドや大阪城の石垣も全部コロのお陰で搬送できた超古典的な手法。
姿勢は安定するし本体を持ち上げる距離も少ないので非常に有望な手法では有るのですが1つだけ僕のスタイルに合わない部分が有るのです。
それは、斜面の搬送。
写真ではホイストで吊り上げているから良いけど、本体をチェーンブロック等で引っ張っていなければ低い方へものすごい勢いで動いてしまい超危険。
コロ引きは水平移動の手段として利用します。
そしてコロ引きを諦めた僕が作って見た台車がこちらになります。
薪ストーブ運搬専用の低床台車になります。
ホイールベースが前後に長いので安定感は抜群に良いのだけど、家の中では小回りが効かないので広い現場限定ならよいかも知れません。
他にもハンドリフトで持ち上げたり、油圧ジャッキを使いあれこれ試して見るけど結局安全性と利便性を考えると今のスタイルが一番合理的という結論に達しました。
特に斜面の搬送はゆるい傾斜でも本体の重心が高いので倒れそうになってしまうのが非常に怖く、なるべく水平移動だけで済ませるルートを選択します。
次に納める場所にもしっかりと舗装された斜面と、砂利をしいた水平ルートのどちらかを選ぶ必要が有るのですが検証の結果砂利の上にコンパネを敷いて水平移動する方法を選択しました。
そして水平移動した先に25㎝の段差が有るので、台車を2段重ねにして親子亀状態での搬入を行う予定。
そして設置場所には仮で置いてある暖炉が有るので、石をずらして足場を組み台車から下ろす予定となってます。
今回は25㎝で1段だけの段差だから台車で対応できたけど、12月に納品する現場は2段で45㎝の段差を持ち上げて搬入しなきゃならないのがネックなのです。
3月の現場は玄関と炉台の上で単管足場を組んで本体を持ち上げたけど、今回は素敵な時短ツールを試しに買ってみました。
写真を撮影するのを忘れちゃったんだけど、手動のハンドリフトが油圧で約50㎝持ち上がる「をくだ技研の PUハイキャッチ」を入手したので使用レビューは次の機会に書きたいと思います。