ヒミエルストーブ

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操作説明から薪の乾燥を考える

 
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納品の最後は事前に送付させて頂いた資料を基に操作説明を実施してます。

お掃除の方法から始まりおおよそ2時間、みっちりと説明するんだけど春先に納品したお客様が本格稼働するのは半年後の秋からなので忘れてしまう事も多々あるから掃除と操作の動画を撮影してyoutubeにアップしてます。

 

特にしっかりと昇温した後に空気の流れを絞って巡行運転する事がヒミエルストーブだけでなく薪ストーブ運用の核心となるのですが、最初の昇温が足らないお客様がいる事も事実な訳で、全てのお客様へ伝えたいことをしっかりと理解して頂く事は困難だと感じます。

昇温が少ない理由は大きく分けて薪の投入が少ないのと薪が湿っているの2つに大別されます。

焚き付けから最大火力で一気に本体を温めると文章でかいても、大きく燃焼させると言う感覚が無ければ想像する事ができないので動画を見ながら理解してもらうのが一つの解決方法だと考えます。

 

そしてもう一つの湿った薪をつかってしまうと言うのは根深い問題を含んでいるトピックです。そもそも僕みたいなすれっからしの薪ストーブユーザーが湿った薪を業者から納入されようものなら、速攻で電話確認して何故湿った薪を販売するのですか?と質問の一つでもしないと気持ちが落ち着かないけど、初心者の方は比較対象すべき経験がないのでこんなものか?と現状を受け入れてしまいます。

太い湿った薪を燃しちゃうと薪の一部分だけがくすぶった様に燃えて全く暖かくなりません。熾火を作ってその上で投入した薪を火だるまにしながらゆっくり燃焼させると言う運用が出来ないばかりか煙が大量発生して煙突があっという間に詰まってしまいます。

しっかりと高温状態を作らず煙をくゆらせた状態で運用すればわずか納品3カ月で煙突が煤だらけに。

最後は煙突トップが煤とタールで塞がれた状態になってストーブに火を付ける事が出来なくなる事案も発生します。

トップを掃除するとフレーク状のタールと煤が混じったススが大量に堆積していました。

 

上記写真はすべて湿った薪での燃焼及び燃焼温度が低い状態での連続稼働、言い換えると煙モクモク状態での使用が原因です。

操作は使って行くうちに上達できるから、後はしっかりと乾燥した薪を使用すると言う事がとても大切な要素になります。薪販売業者も玉石混交でユーザーに寄り添った乾燥薪を納品してくれるところからその対極まで品質は千差万別なので購入するまで一種の賭けと同じだけど、何人かで数件の業者から個別に購入して品質をシェアするのも良いかも知れません。

 

私の携帯にも時々「薪の販売をしていますか?」とお問い合わせを頂く事が有りますが、自家消費用以外はご用意しておりません。何故なら理由は簡単で近所のお客様が少ないからです。

 

そんな感じの話をお客様としながら操作説明は無事に終了したのでした。

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